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「いま米国債を買うならこんなふうに」一か八かに頼らない賢い投資術=田中徹郎

方法その1:時間軸を分散する

モノは安く買って高く売ればもうかりますが、逆ならソンです。債券も同じで極力安いときに買わなければなりません

債券価格と金利は表裏ですから、いまのような金利の上昇局面で買いますと、かならずソンをしてしまいます

逆に金利がある程度上昇し、安定局面に到達してから買えば、すくなくとも購入後ソク含み損といった、ひどい状態にはなりにくいものです。

ただし相場の読みはそう簡単ではありません。すでに金利が上がりきったとみて債券を買ったとしても、そこからさらに金利が急騰するなんてことはよくあります。

ですから債券を極力安いときに買うといっても、そう簡単にはゆかないのです。

一か八か自分の予想にかけてみるものいいですが、投資の王道は時間軸の分散で、一般には購入時期を分散して少しずつ買ってゆくという方法が有効ではないかと思います。

上記の例では10,000ドルを一気に買うのではなく、例えば2,000ドルずつ5回に分けて買うという方法です。

方法その2:金利をトリガーにする

あと金利をトリガーにして、買う時期を分散するのもいいでしょう。

例えば現状を金利の上昇局面と読み、少なくとも米国の長期金利(10年債利回り)が2.5%を超えない限り買わない。その後は2.7%、2.9%、3.1%、3.3%といった、ご自分で設定したトリガーを超えるごとに、2,000ドルずつ機械的に買ってゆく方法です。

トリガーになる金利水準の決定には、皆さんのライフプランから、必要とされる利子収入を逆算するアプローチが有効でしょう。どういうことかといいますと、例えば皆さんが10,000ドルをもっておられた場合、10,000ドルで平均利回り2.5%の国債を買えば、年あたり税引後で200ドル(約22,000円)の利息がもらえます。

注)10,000ドル×2.5%×80%=200ドル

仮に皆さんが年あたり200ドルの収入上積みで、問題なく生活できるとすれば、購入する債券の、金利の平均値は2.5%で十分だということになるわけです。

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あとは平均利回りが2.5%になるよう、金利のトリガーを設定して買ってゆけばOKです。この場合、金利に対する長期の見通しは求められますが、少なくとも短期の値動きに、右往左往することからは解放されるでしょう。米国の長期金利(10年債利回り)はここのところ急上昇中ですが、購入予定のある方は、このような方法をお試しになるといいかもしれません。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2017年10月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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