投資信託を購入する時の投資判断に必要な「目論見書」。2010年から簡素化され、分かりやすくなってはきていますが、まだまだ投資初心者には馴染みのない言葉も数多く出てきています。『教育貧困にならないために』ではそんなワカリニクイ言葉を簡単な言葉に置き換え、解説してくれています。
投資信託の目論見書でカワリニクイ言葉
2010年7月から大幅に簡素化した「交付目論見書」ができ、内容も解りやすくはなったのですがまだまだ、馴染みのない用語は多いです。
目論見書でワカリニクイ言葉を解説します。
まず、最初に「信託財産」とよく書かれていますが投資信託が保有している資産のことです。
単純に資産と書いてくれれば、わかり易いのですが投資信託の「信託」とは、信頼できる人に財産の管理を任せることなので「信託財産」と書かれています。
また、他にもよくでてくるのは「バリュー株」。割安と表現されていることもあります。
言葉の通り、業績が良いのに、株価が低い状態で放置されている株のことです。
バリュー株と対になる「成長株」もでてきます。
成長株とは、業績が良く、株価が高く評価されていて、さらに成長が見込める株式のことで、グロース株ともいわれます。
アクティブ型の投資信託でよくでてくるコトバ
また、ボトムアップアプローチとトップダウンアプローチもワカリニクイ用語です。
トップダウンアプローチとは、個別企業を財務状況などから1社ずつ細かく分析して株を選択すること。
先ほどでてきたバリュー株や成長株に関連した株の選び方です。
一定の基準に基づいて個別企業を選んで資産の配分を決めます。
それとは別に、トップダウンアプローチとは世の中全体の経済を分析して景気動向、金利や為替動向から投資環境の変化読み、それに基づいて予測した企業業績の変化から個別銘柄を選択してきます。
投資信託だけでなく、ご自身で銘柄を選ぶ株式投資にも、この考え方は、当てはまります。
投資信託の目論見書をよく読むことは、プロの考え方を理解するとこですので今後の株式投資をしたいと考えている方にも有効なんですよ!
『教育貧困にならないために』(2015年6月5日号)より一部抜粋 無料メルマガ好評配信中 [無料 ほぼ日刊]
教育貧困にならないために
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