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だからあなたの副業は失敗する。会社員では気づかない金儲けの法則(前編)=俣野成敏

1. 成功するビジネスを築くために知っておくべきこと

ここまでの話で、自分メディアを持つことの意味について、ご理解いただけたことと思います。

続いて、自分の顧客を持つ方法として「なぜ自分メディアなのか?」ということや、「そもそも、多くの人がビジネスで成功できない理由とは何か?」についてお話します。先にそこがわかっていれば、納得して実践に取り組めるのではないかと思いますので。

【なぜ今、”自分メディア”なのか?】

それでは「今、自分メディアを持つべき理由」からお話ししたいと思います。

その昔、情報の発信者と受け手との間には、大きな隔たりがありました。世の中ではマスメディアしかなかった時代が長く続き、個人が「何かをやりたい」と思った時に、それを拡げる方法としては口コミで広げるか、もしくは口コミの組織をつくるくらいしかありませんでした。

けれどそうした状況も今は打って変わり、個人で勝負できる土壌が整いつつあります。人が「自分の手の届く範囲の小規模なビジネスを始めよう」と思ったら、今ほど恵まれた環境は過去にも例がありません。一番に「コストがかからず情報を発信できるようになった」というのが、自分メディアを立ち上げるべき理由です。

とはいえ、誰もが簡単に情報を発信できるようになったがゆえに、今はかえって競争過多の状態に陥っているのも事実です。取り組みやすくなった反面、「情報を発信しても他人の中に埋もれてしまう」とか「せっかく発表しても、誰にも見てもらえない」という問題が出てきました。

これまでは、人が商売を始めようと思った時に、最初に障壁となるのがイニシャルコスト(初期費用)でした。起業には設備投資や場所代、広告宣伝費など、結構なお金がかかりました。今はこのハードルがずっと低くなった代わりに、第2のハードルとして立ちふさがってきたのが過当競争です。

おびただしい情報の中から顧客に選んでもらうためには、正しい方法で自分のメディアを運営する必要があります。これが今回、特集を組んだ目的です。そのために絶対に外せないプロセスが「自分メディアを育てること」です。

実際は、これをしていない多くの参入者が、見よう見まねで中途半端にビジネスに参入した結果、烏合の衆となって激しいレッドオーシャンを引き起こしています。レッドオーシャンとは、参入者が血で血を洗う様相を呈している市場のことです。

この状況で自分の顧客と出会うためには、「極力、無駄なことはしない」ことと「やるべきことをきちんとやる」ことがポイントになってくるでしょう。

Next: 大半の人が当てはまる? ビジネスで失敗する「3つの要因」

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