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会社四季報で高評価なのに、株価がぜんぜん上がらない保有銘柄…どうしよう? – 矢口新の『トレードセンス養成講座』

あなたの答えは、残念ながら 不正解 です

今回の解答

ニュースに関する問題

あなたは、割安で放置されていると考えて以前に購入した銘柄が、発売されたばかりの会社四季報で「大幅増益の見通し」といった見出しで、非常にポジティブに評価されているのを見つけました。そこで、株価の上昇を期待して1週間ほど様子を見たのですが、ほとんど変化がありません。どうするべきでしょうか?

正解は・・・
(3)動き出すまで我慢する
相場の動きは基本的に天の邪鬼です。あなたの思惑通りには、あるいは経済のファンダメンタルズやテクニカル指標が暗示する通りには、動きません。

あなたの大局的な見通しが当たっている場合でも、市場の気まぐれな参加者や、意図的に相場を動かそうとする輩の売買などによって、価格は上下に振らされます。

あなたにどれほどの経験や知識があっても、力任せに馬鹿げた行動を取る連中の動きまでは読めません。したがって、相場が自分の思惑とは逆方向に行き始めたなら、速やかに損切りする必要があるのです。

では、動かないときにはどうするか? 動き出すまで、我慢して待つのです。そこで今回の正解は(3)「動き出すまで我慢する」となります。

もっとも、最善の策は動き出してからポジションを持つことです。なぜ最善かというと、動き出した方のどちらへでも自由に動けるからです。

好材料が出て上がるなら、素直についていけばいいでしょう。いっぽう、好材料なのに売られるのなら、すでに買い過ぎていたか、自分が知らない悪材料があると考えて、売りから入ればいいのです。

しかし、相場は天の邪鬼ですから、動き出したと思って、自分がポジションを作ったとたんに動きを止める場合すらあります。そんな場合は、事前からポジションを持っていたときと同様、我慢して待つのです。

相場には「値ごろより日柄」と、プライスレベルよりも時間に重きを置けと勧める格言もあれば、正反対に、時間を排除したテクニカル指標もあります。

ポイント&フィギュアというテクニカル指標は、価格がある一定幅を超えないで横這ってしまうと、上にも下にもチャートが描けなくなってしまいます。このチャートは相場の方向性を重要視しますので、小さな動きは何年何ヶ月続いても、あたかも存在しないかのように扱います。つまり、ポイント&フィギュアを信じてポジションを作った人は、相場が小さな値幅で保合っている間は、我慢して待つのです。

新値3本足というチャートも時間を反映しません。このチャートは価格が伸びる方向に高値・安値(新値)を更新する場合は、チャートを継ぎ足していけるのですが、方向転換するには3本分の新値を反対方向に抜かなければなりません。つまり大きな上伸などが続くと、簡単には方向転換できなくなります。これが、横這い加減に少しずつ新値を継ぎ足すと、3本分でも抜くのが容易になります。

このチャートが教えてくれるのは、価格の動きが鈍ってきたら方向転換に注意しろ、ということです。つまり、横這いは大動きの前兆、でもあるのです。

これはトレンドラインでの保ち合いにも当てはまります。三角保ち合いは、高値と安値の値幅がどんどん縮まってきて、いずれはどちらかに抜けるしかないというものです。この場合も、抜けた方に大動きするものです。

いっぽう、価格に動きはなくても、ファンダメンタルズは刻一刻と変化しています。仮に増益幅が30%のとき、それをそのまま反映して、株価が3割上昇するとの仮定が許されるなら、株価の横這いはファンダメンタルズの動きに取り残されて、割安になってきていることを意味しています。

こうして株価とファンダメンタルズの乖離が広がり続けると、いずれ株価はファンダメンタルズに鞘寄せします。仕掛けや気迷いからいったん下に振れることがあっても、結局は上抜けして急騰するのです。

株価の横這いや保ち合いは、エネルギーを蓄えているとも考えられます。とはいえ、時間の限られたトレード(投機)では、動かないのに我慢し続けることは、資金を寝かせることにもなってしまいます。

ここで参考にしたいのが出来高です。直近の出来高が大きくなっているなら、その銘柄の所有者が大きく変わったということです。にもかかわらず株価が横這っているのは、大動きの前兆と捉えてもいいでしょう。しかし、出来高も増えず、株価も動かないとなると、いつまでも我慢する必要はないと判断できます。

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