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ヘッジファンドの退場ラッシュが支える米国株、中間選挙前にさらなる上昇へ=近藤駿介

ヘッジファンドが巻き起こす季節風に警戒を

10月中にヘッジファンドに対する解約申し込みが増えて行けば、空売り戦略を採用してきたヘッジファンドは「限られた時間内」で買い戻しを余儀なくされることになる。

それは、これまで低く保たれてきたボラティリティーを上昇させる要因になる。

自分たち、あるいは同業者が市場から退場を迫られた場合、どのような行動を起こすのか、それが株式市場にどのような影響を及ぼすかは、当事者が一番理解していることである。

中間選挙に向けて政治的な不透明感が増していくことは間違いない。しかし、同時に中間選挙に向けてそれらを掻き消す様な強い季節風が吹く可能性は認識しておかなければならない。

中間選挙の結果によって市場に混乱が起きるとしたら、退場を迫られたヘッジファンドの買い戻しが起こす季節風が弱まる中間選挙後になると認識しておいた方が賢明である。

退場を迫られたヘッジファンドに明日はない。しかし、だからといって彼らはすごすごと大人しく退場して行くような軟な輩ではない。昨年も仮想通貨バブルを置き土産にしたことを忘れてはいけない。

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元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚』(2018年9月18日号)より抜粋
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