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鬼怒川水害の教訓を胸に。我が家を守る「火災・家財保険」の必須知識

先日の豪雨では鬼怒川の堤防が決壊、発生した洪水により多くの家々が流されました。自然災害の恐ろしさをあらためて痛感するとともに、災害が多い日本では決して他人事ではないと感じた方も多いのではないでしょうか。この記事では、大切なマイホームや家族を守るために知っておくべき「火災保険」と「家財保険」のポイントをご紹介。ファイナンシャルプランナーの落合陽平さんが解説します。

被災前と同様の生活をおくるには、火災保険だけでは不十分!

鬼怒川の堤防決壊から一夜明けた11日も、茨城県常総市石下(いしげ)地区は水に囲まれていた。朝日新聞社ヘリで上空から、記者が取材した。

堤防裂け目からの濁流は止まった。決壊地点のすぐ内側では、爪で引っかいたように土がむきだしになり、川沿いの道路が寸断。街並みがあったはずの場所には、住宅の基礎さえ残っていなかった。
出典:鬼怒川決壊、住宅街が「湖面」に 基礎さえ残らず:朝日新聞デジタル

火災保険の落とし穴。建物の「外側」だけで安心していませんか?

住宅を購入したり建てたりすれば、当然火災保険には加入する。ところがこの火災保険、建物部分だけの補償であることをご存知だろうか。

つまり、外側の「建物」については補償されるが、「中身」については一切の補償がない。特約として付加することは可能であるが、意外に外している人は多いようにみえる。

そういった「中身」の補償として家財保険というのがある。火災で建物とともに家財が損失、損壊してしまった場合や、火災時の消火活動による水濡れで被害を被った場合、あるいは地震や落雷、台風、暴風雨などで家財が被害を被ってしまった場合に、それを補償する保険である。

通常、火災保険は建物への補償と家財への補償の2つを中心に構成されており、その家財への補償部分を「家財保険」と言う。保険会社によっては家財保険単体で加入できるものもあり、その補償内容も様々。賠償責任保険がセットになったものであれば、盗難や第三者からの加害による被害が含まれているものもある。

家財保険の対象範囲・金額も要チェック。こんなモノは対象外に

家財保険で一番気になるのは、「家財とはどこまでを指すのか」ということである。「家の中のモノ全てじゃないの!?」と思う方もいるかもしれないが、そうではない。

家財として扱われるものは、住人が生活のために使う道具全般とされ、たとえばリビングのに置いてあるであろうテレビやソファー、テレビ台、エアコンなどは対象となるし、キッチンであれば、冷蔵庫、食器洗浄機、電子レンジ、オーブントースター、食器などが対象となる。

さらに寝室のものであれば、ベッド、タンス、寝具なども含まれ、衣類や貴金属もこれに含まれる。さらにさらにパソコンやステレオ、電話、洗濯機、FAX、DVDレコーダーなどの電化製品にも適用され、ピアノやその他の楽器についても補償になっているケースもある。要するに、生活に必要なもの「ほぼ」全てということだ。

ただし、補償の対象外になるものもある。たとえば、消耗品や食品。つまり冷蔵庫の中身などは対象外となる。また、家財のうち、貴金属や美術品、絵画、骨董品など、1個または1組の価額が30万円を超えるものがある場合は、保険に加入する際に別途明記が必要となる。つまり、明記しない場合は補償されない。

これらの明記物件の補償の上限は、通常100万円までとなっており、100万円を超えるものは、別の保険に加入するなどの対応が必要になってくる。また、補償額全体での上限も定められており、これは年齢や家族構成、同居家族の人数によって基準が異なるので注意が必要である。

単体でも加入できるが、通常は火災保険のセット(特約)として加入できる場合が多いため、気になる方は、今加入している火災保険に付いているか、確認してみるところから始めるとよい。

月々数千円~1万円程度で加入ができるが、各保険会社によって補償内容や価格に差があるため、いくつか見積を取るのもいいだろう。

鬼怒川決壊をみて、改めて保険の重要性、必要性を感じた方は多いかもしれない。実際、ああいった場面に直面した時、保険は本来の力を発揮し、家族を助ける糧となるのだ。

落合王子のマネーアカデミー』2015/9/14号より抜粋
※太字はマネーボイス編集部による

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