日経平均は理論株価に向かうか
図から、2018年12月には市場リスクは86.8点と“極端なリスクオフ”の領域にまで進みましたが直近の4月5日は62.5点と通常変動の境界である60点まであと一息の地点にきています。
これは堅調な業績と安定的に推移する為替相場によるファンダメンタルズの安定を背景として投資家心理の安心感が高まっていることを示しています。
ただし、ファンダメンタルズの主要な要因である業績は5月までは今期(2020年3月期)の予想は折り込まれず、今後、米中間の貿易戦争の行方、英国のEU離脱問題の成り行きなどによって大きく変動する可能性があります。
こうした不確定要因を抱えてはいますが、投資家心理の安定が定着すれば相場はファンダメンタルズに近付く、すなわち日経平均は理論株価に向かって行くことが考えられます。ちなみに足元の理論株価は2万3,542円です。
(※ご注意:投資判断はご自身で行ってくださるようお願いいたします。当講座は投資判断力を強化することを目的とした講座で投資推奨をするものではありません。当講座を基に行った投資の結果について筆者及びインテリジェント・インフォメーション・サービスは責任を負いません)
『投資の視点』(2018年4月8日号)より一部抜粋
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