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「令和」時代で日本は終わる。平成が放置した“少子高齢化”の時限爆弾を解除できるか?=鈴木傾城

「令和」の時代はどのような時代になるのか。率直に言うと、平成の30年に渡って放置され続けてきた「少子高齢化」の時限爆弾が次々と爆発する時代に入っていく。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』鈴木傾城)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

タイムリミットは目前。それでもまだ、日本は絶望的ではない

バブルの後遺症に苦しみ続けた平成

いよいよ「平成」が終わる。平成は1989年1月8日から始まり、2019年4月30日に終わる

平成は1989年1月8日に始まったのだが、実は私はこの時は東南アジアにいたので、昭和の終わりと平成の始まりには立ち会うことができなかった。しかし、平成の終わりの日と令和の始まりの日は、日本にいて「新しい時代」に入る瞬間を噛みしめたい。

平成は大きな戦争に巻き込まれることなく30年が過ぎた。それは、第二次世界大戦で激しい辛苦に見舞われた日本にとっては幸運なことだった。しかし、経済的な観点から見ると、「平成」は決して平穏ではなかった

1989年と言えば、バブルがいよいよ終わろうとしていた最後の年である。別の言い方をすれば、バブルは平成元年の最後の日に弾けたので、平成は30年間ずっとバブルの後遺症に苦しみ続けた時代であったとも言える。

平成は決して悪い時代ではなかったが、平成に就職活動をしなければならなかった世代は苦しい世代であったのだ。

この世代の仕事と経済を巡る苦しみが、結婚率の減少や、少子化を生み出すことになり、次の時代「令和」に巨大な問題として引き継がれていく。

少子高齢化による「毒」の蔓延

「令和」の時代はどのような時代になるのか。

率直に言うと、平成の30年に渡って放置され続けてきた「少子高齢化」の時限爆弾が次々と爆発していく時代に入っていく。

国には多くの世代が共存し、人々はひとつずつ年を取る。そのため、人口がどのように変わるのか、というのは予測できる事態である。元号が新しくなり、気分が一新されたとしても、国民の年齢が若返るわけではない。つまり、人口動態の動きによって、何が起きるのかは大体分かる。

「令和」に何が起きるのか

それは、少子高齢化による「毒」の蔓延だ。少子高齢化は、ある日突如として起きた問題ではない。20年も前から「このままでは日本は危険なことになる」と言われ続けてきたのである。しかし、平成の政治家は誰ひとりとして、この問題を重く見ることはなかった。

日本の根幹を揺るがす凄まじく危険な問題となり得るのに、「こんな問題」に取り組んでも何の得にもならないので政治は見向きもしなかった。

そして、国民もまた増え続ける高齢者減り続ける若年層を見ても他人事のように思って、政治家に「一刻も早く何とかしろ」と訴えることもなかった。

政治家も国民も「少子高齢化」の深刻な問題にうまく気づけなかった。しかし、平成の終わりが近づくにつれて少子高齢化の弊害が次々と現れるようになり、人々は日本の足元が崩れていこうとしているのが「やっと見えた」のだ。

地方がどんどん過疎化していき、限界集落が次々と生まれるようになった。若年層が経済的な問題を気にして結婚しなくなった。子どもも増えなくなった。社会保障費が莫大に膨れ上がるようになった。税金も過酷になった。イノベーションも生まれなくなった。不動産も下落した。

こうした問題が次々と起きるようになり、もう取り返しが付かないのではないかと思うほど危険な状態になって、日本人は「ひょっとして、少子高齢化は日本を蝕むガンなのではないか」と気付くようになっていったのである。

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