fbpx

衆参同日選挙で株価も上昇?「やらない理由がない」マスコミ関係者の証言

衆議院解散の有無を左右する甘利大臣の収賄スキャンダル

千葉県内の建設業者が甘利明経済再生担当相やその秘書らに口利きを依頼し、見返りに現金を供与したとする記事が、1月21日発売の週刊文春に掲載されました。

現金供与や接待の額は少なくとも120万円で、政治資金収支報告書にはその一部しか記載されていないというのです。

記事の内容はこうです。

甘利氏側に現金を渡したのは千葉県白井市の建設会社の総務担当者。建設会社は、同市などにまたがる千葉ニュータウン整備事業を進める都市再生機構(UR)の道路工事により損害を被るなど、URと複数のトラブルを抱えているとして甘利氏の事務所に解決を依頼しました。

その1つが解決し、建設会社に2013年8月、URから約2億2000万円の補償金が支払われ、総務担当者は解決の見返りとして、2013年8月に公設秘書に現金500万円を供与、うち400万円については甘利氏が代表の自民党神奈川県第13選挙区支部の領収書を渡されましたが、同支部の政治資金収支報告書には寄付100万円の記載しかないというのです。

甘利氏本人にも2013年11月に大臣室、2014年2月には神奈川県内の事務所で現金50万円ずつ計100万円を直接手渡したとのことです。

2013年の50万円は解決のお礼で、2014年の50万円はURとの別のトラブルの解決を依頼した際に渡したそうですが、このトラブルは解決していないとのことです。

総務担当者は秘書らに飲食などの接待を繰り返したとも証言していて、現金や接待の額は録音テープやメモ類を残している分だけでも1200万円とのことです。

この甘利大臣スキャンダルが、今後の政局にどうかかわってくるのか、それにより衆議院解散はあるのかないのかが決まるのでしょうか。

大物政治家秘書関係者の見方

ある大物政治家秘書関係者の話によれば、とにかく来年度予算を通すことが先決で、決められた日程の中で、かなり入り組んだスケジュールとなっていて、野党の態度次第で予算審議が大幅に遅れれば、解散どころではないとのことです。

予算審議は、甘利大臣問題の落としどころ次第、野党の態度次第となり、衆院解散はその日程次第といえるのでしょうか。

おそらく水面下では、すさまじい駆け引きがなされていると思われます。甘利大臣問題の行方を見て、その後の政局が見えてくるのかもしれません。

Next: 高まる選挙前の株価引き上げ期待、追加緩和期待

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー