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【7月米雇用統計】10年半ぶりの利下げで円安、トランプ砲を受けて戻したドル円の行方=ゆきママ

今夜の想定レートは106.00~107.50円!下方向のリスクに警戒

ここまでの流れを踏まえると、ドル円は強い数字よりも弱い数字に警戒した方が良いでしょう。

なぜなら、仮に強めの数字となったとして、米国経済は堅調で利下げ期待は後退、そうすると結局、株価は下げてリスクオフから、債券が買われて米長期金利は低下と、今はあまり良いサイクルを期待できません。

逆に悪ければ、最悪のサイクルですね。利下げ期待の高まりで株価が押し上げられる場面もありそうですが、米長期金利は確実に下がるでしょう。そうなれば、ドル円の下押しの流れというのは避けられない見通し。

先行指標で極端に悪い数字が並んでいないことや、事前予想値が控えめな数字なことを踏まえると、今回は予想並の数字が出そうですが、よほどのことがない限りは極端に上値を目指す値動きにはならないと考えて、トレードとしてはショート・戻り売りを試していきたいですね。

ドル円(日足)チャート

ドル円(日足)チャート

既に108.00円まで戻すのがかなり大変そうですね。108.00円の節目ラインでは売り注文も控えているでしょう。

現状で107円台半ばぐらいまでの回復はあっても、108,00円はかなり遠いと考えて、まずは107.30~107.50円ぐらいから軽く売り、107円台後半で厚めに売りポジションを追加というトレードを想定しています。

108.20円にある21日移動平均線を回復すれば、一旦は損切りでしょう。

下値に関しては、106.70~106.90円が強めのサポートとなりそうで、まずはここが利益確定ライン。ただ、ここを割り込んでいけば下値余地は広がることになりますから、雇用統計などの結果で割り込んでいく勢いがあるなら、売りポジをホールドして利益を伸ばせるとこまで伸ばしたいですね。

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image by : Dudarev Mikhail / Shutterstock.com

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年8月2日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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