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なぜジム・ロジャーズは弱気相場ばかり探すのか?「これからの時代に勝つ」投資術=菅下清廣

ベアを探して上がるのを待つというのが正解

私は投資家ですので、今も日々株を売ったり買ったりしていますが、常にブル、強い株、値上がりしている株を探して買っています。それは短期で利益を出そうとしているからです。

このやり方ですと、株式市場全体が上昇している局面では成功率は高まりますが、今のような下落調整局面では儲かりません。日経平均株価のチャートを見れば明らかですが、昨年10月に株価が天井を打って以来、今も下落調整局面が続いています。こんな時はいち早くキャッシュアップ(現金保有率を高める)して株式取引を停止して底入れするまで待つのが正解です。

休むも相場」という金言があります。しかし人間には欲があるので、日経平均株価は当分上がらなくても、個別銘柄で勝負して儲けようという気持ちになります。そして成功率の低い相場状況の中で、売買するものですから、成果は思ったほどあがらないという結果になります。

だから今のような株式市場では、ベアを探して上がるのを待つというのが正解です。

これはわかっていても中々できないことなのです。株式取引の経験豊富な投資家ほど実感があるはずです。

念のため、言っておきますが、この投資スタイルは、バリュー投資のように、割安株を買って何年も持つという発想ではありません。あくまでグロース(成長株投資)に関する考え方です。

この第5章だけでも、当分解説する要素が多々あります。

ここまで「ベアを探せ!」というジム・ロジャーズ氏からのメッセージをお伝えしましたが、次にもうひとつ大切なキーワードを彼は言っています。

ベア(弱気相場)を探すだけではダメで、その中で将来性のあるモノを見極めなさい!ということです。

この将来性の見つけ方・見分け方が投資のレッスンなのです。

現状を大きく変えるような出来事の予兆を探れ

弱気(ベア)相場を探せ!しかし、その中で将来性のあるものを買え!というのが、ジム・ロジャーズ氏のアドバイスです。

将来性を測るには、大きな視点で変化を把握しなくてはならない。

そこで探るべきものが、変化の“解媒”だ。割安株が暴騰するような解媒を探すことが重要だとも言っている。彼の言う解媒とは、たとえば北朝鮮であれば、金正恩の存在、ロシアのプーチンによる極東開発などを例に上げている。

要は、現状を大きく変えるような出来事の予兆を探るということです。

これは簡単なことではありません。誰でもできることなら、誰もが3大投資家になってしまいます。だから、ベアの中に将来性のあるものを見つけるには、レッスン・修行が必要です。

Next: 例えば「ゲーム株」に注目すると…? バフェット投資術を実践する方法

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