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止まらない円高で株価はどうなる?「安倍政権の終わりは株高の終わり」=長谷川雅一

政府が介入しても株価を上げるのは難しい

円高の流れが続く可能性が高い中、日本株はなかなか上昇が難しいのですが、現在の日本の株式市場は「官製相場」です。株価は政府の都合しだいで、どちらにでも動く状況です。円高だろうと円安だろうと、関係ありません。

政府が全力で株を買い続ければ、20,000円台の再現もありえますし、政府が積極的な買い介入をやめれば、14,000円か、それ以下まで落ちても不思議はありません。経済の実態を考えれば、むしろ「株安」が自然です。

証券会社系のアナリストたちの口からは、

「日本の企業業績は堅調だし賃金も上がっている。原油安も日本経済にプラスに寄与する。選挙もあり、財政出動が期待できる。日経平均は、このあと18,000円を目指し、さらに再度20,000円を目指して上昇する」

といった、「株高シナリオ」が聞かれます。しかし、

  • 中国経済が上向く可能性が低い
  • 原油価格が長期的に低迷しやすい

という世界経済に横たわる2つのマイナス要素が、今後も投資家心理を冷やし続ける可能性が高いため、相場の流れは、どうしても株安に傾きやすくなります。

この逆風の中、日経平均が17,500円を超えるためには、政府は、ひたすら大量に株を買い続けなければなりません。

安倍政権の終わりが株高の終わり

昨日の報道ステーションで、ドイツのワイマール憲法についての特集が組まれていましたが、あの特集は有意義な内容でした。今の安倍政権の危うさを痛烈に批判していましたね。政府が「電波を止めるぞ」と脅しかねない思い切った特集でした。

安倍政権は、実に巧妙に失敗を隠しながら生き延びていますが、「事実」を変えることはできません。

このあとも、「消費増税延期」「衆参同時選挙」「憲法改正」に進む方針がミエミエですが、いたるところで「ほころび」が見え始めています。

今の株高は安倍政権の「演出」です。今後も「株高」が続くかどうか?それは、安倍政権の存続にかかっていると言えるでしょう。

現在は特に「期末」に向けての、政府の粉飾的な買い支えが盛んですが、政府のPKO(Price Keeping Operation)がなければ、すぐに株安です。

安倍政権の終わりが、どのような形でやってくるかは、わかりませんが、「安倍政権の終わりは株高の終わりを意味する」という現実を、しっかり把握しておくべきでしょう。

Next: 上値が重い相場が続いたあと株式市場はクラッシュ(暴落)する

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