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それでも投資をはじめませんか?庶民と資本家を明確に分けるリスクプレミアムの概念=栫井駿介

年間200万円を貯蓄するのと投資するのでは、どのような差がでるのか

逆に「一般庶民」はどうでしょうか。頑張って働いて「年収」のアップを目指します。しかし、少なくとも日本で働いている以上限界があり、一般的には1,000万円くらいでしょう。しかも、所得税は累進課税なのでそれ以上に稼いでもほとんどが税金として持っていかれてしまいます。

1,000万円から毎年200万円を貯金できたとしても、40年間働いて貯められる金額は8,000万円です。その間に家を買うなどの出費があれば、残るお金はもっと少なくなるでしょう。

一方で、年200万円を投資し続け、平均5%のリターンを得られたとしましょう。すると、以下のグラフのようになります。

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最初こそほとんど差はありませんが、40年後には8,000万円と2億5,000万円という差になります。これがまさに「一般庶民」と「資本家」の違いです。

毎年100万円だったとしても1億2,500万円、200万円を20年間で考えても7,000万円です。後者なら、退職金を合わせれば1億円が見えてくるでしょう。

こう考えると、投資家にとっては「老後2,000万円問題」なんてどこ吹く風です。しかも、資本は老後になってもお金を生み続けます。老後までに資本を作り上げておけば、後は配当や家賃収入という形で無限にお金をもたらし続けるのです。

何が言いたいのかと言えば、私たちは今たくさんのお金があるかどうかにかかわらず、すぐにでも資本家を目指すべきだということです。幸い、株式投資なら10万円程度から始めることができます。

最近はスマホで1,000円程度からの取引も簡単になっています。

目の前の1年や2年では目立った成果は出ないかもしれません。むしろそれが普通です。しかし、10年20年と重ねていれば、その差は歴然としたものになります。だからこそ、少しでも早く始めることが大切なのです。

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