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【1月米雇用統計】新型肺炎、金融市場だけは克服した? 不安な夜は「押し目狙い」で=ゆきママ

チャンスは薄そうだが押し目狙いで!今夜の想定レートは1ドル=109.50〜110.30円

ドル円はレンジ上限付近に近づいており、上値が非常に重たくなっています。

リスクオンの円売りはもちろん、債券が売られ、米長期金利(10年債利回り)が上昇してドル高と、ドル円にとってはこれ以上ない環境ではありますが、なんだかんだ金余りで国債も過度には売られませんから、上値も限定的となっています。

ここから伸びていくには、やはり雇用統計に相当な数字が求められるわけで、残念ながらそうなる可能性はそれほど高くないでしょう。

もっとも、先ほども書いたように弱い数字が出たとしても、即座に米国経済に疑義が生じるような状態にはないですし、特に平均時給が多少下振れする程度なら、むしろFRB(米連邦準備制度理事会)は当分は利上げに動けないという考え方もでき、今のリスクオン状況下ならゴルディロックス(適温相場)を意識しそうです。

というわけで、上値も限定的ですが、よほど弱い数字が出ない限りは堅調そうなので、発表前に押し目があれば買ってみるというのがベターでしょう。

ドル円(日足)チャート

ドル円(日足)チャート

発表前に110.00円を下回れば買い場か

とりあえず、発表前に110.00円の大台を下回っていれば買い場かなと思います。

値幅が非常に狭いので109.70〜109.80円ぐらいで拾って、発表後に上がったタイミングで110.00〜110.30円レベルで利益確定できれば十分でしょう。

仮に21日移動平均線のある109.50円を割り込んでいくなら一旦損切りです。

今回はほぼ無風、ドル円相場があまり動かないで終わってしまう可能性が結構あると思いますが、今回に関しては逆張りをするような状況にはないですから、まずは押し目を狙っていきましょう。

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image by:CGN089 / ShutterStock.com
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年2月7日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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