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韓国経済にコロナショック直撃。サムスン電子だけで時価総額116兆ウォン喪失へ

米韓為替スワップ「600億ドル」の締結で救われた韓国

ウォンの方も弾(ドル)が尽きたことがばれたので、もう、底なし沼のようにウォン売りが続く。

もっとも、決済時期なので、韓国企業がウォンをドルに変えていたこともある。

気が付くと最安値は1,192ウォンまで落ちる。

私はリアルタイムでこれをウォッチしていたわけだが、1日で記録更新を続け過ぎだろう。だいたい50ウォンぐらい一気に下がったのだ。ドル/円でいえば、円が一気に5円ぐらい下がった衝撃に等しい。

それで、ウォッチしていた日本人は誰もが、「韓国経済がこのまま為替も株も売られて経済破綻するのではないか…」「今後はさらにひどい結果になる」と思ったことだろう。

しかし、そうはならなかった。それが、米韓為替スワップ600億ドルの締結である。

これによってドルが補給されたのだ。

韓国にはもうドルがない

しかし、裏を返せば、4,000億ドルの外貨準備高に使えるドルがほとんどなかったことを露呈した。だから、為替スワップ提携のニュースが流れた翌日の20日も、外国人は軒並みに売りに走っている。

私の見立てでは、為替防衛に使えるドルは500億ドル以下だと睨んでいる。

このように、最後はなんと米国が韓国を助けた形で、窮地から逃れた。

ここまで米国に助けてもらったので、これはもうトランプが要求している在韓米軍駐在費の50億ドルを払うんじゃないか。

そう私は思っていたわけだが、またこれも「拒否」するという。

交渉決裂。次回の交渉は未定。韓国職員の無給休職は決まりそうである。

韓国が拒否できる立場にあるとは思えないが、拒否したのだから、今後どうなるかを見ていよう。

Next: 今後の展望だが、外国人は韓国の企業が新型コロナウイルスによって軒並み――

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