改めて週刊文春を確認すると…
この一連のながれを踏まえて、週刊文春の記事を読んでください。3月23日の答弁を聞いて、籠池夫妻も裏切られた気持ちでいっぱいでしょう。
※参考:「すべて佐川局長の指示です」――森友問題で自殺した財務省職員が遺した改ざんの経緯【森友スクープ全文公開#1】 – 文春オンライン(2020年3月25日配信)
佐川氏国会答弁、麻生財務大臣答弁、全てが虚偽答弁だと、赤木夫人は断じています。
国を相手取った裁判は長引きます。国側は証拠となる資料を出し渋ります。時間をかけてきます。かなりタフな戦いになるでしょう。
そもそも「忖度」というものは立証できません。まさに「悪魔の証明」です。
ネトウヨたちはきっとバッシングしてくるでしょうし、安倍シンパのコメンテーターも、声が大きくなるでしょう。
政権よりのテレビ局は、佐川氏個人の資質問題として片付けようとしてくるでしょう。
野党に追求能力はあるのでしょうか。
このままうやむやにさせないためには、世論が動く以外にはありません。世論が赤木夫人を後押しするしか、国を相手に戦うことはできません。
この国の国民が民主主義を守れるかどうかが、試されるときかと思います…。
編集後記〜週刊文春は完売だった
週刊文春は発行部完売だったそうです。久しぶりの社会ネタで、その遺書や手記のインパクトの大きさは、想像以上だったのでしょう。
怒りがふたたび湧き起こりました。
「公文書改ざん」。森友学園に始まり、次々と政権に忖度するように、公文書は改ざん破棄されていきます。とてもまともな国ではありませんね。
文春はその日に買いました。その中身を紹介するのではなく、文春記事が読みやすくなるような内容を書きました。記事の行間部分も書いたつもりです。
この問題は、単なる「おかしな老夫婦」の物語ではありません。政権権力はすさまじいものなので、きっとこの話も、きっと吹き飛ばされることでしょう。
でも、未亡人にさせられた赤木夫人が立ち上がった戦いを、何とか応援したいという思いはあるのですがね。
テレビドラマ「相棒」のようには、ことは運ばないですかね……。
<初月無料購読ですぐ読める! 4月配信済みバックナンバー>
※2020年4月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- 新型コロナウイルス騒ぎで隠れた国会審議での重要法案(4/1)
※本記事は、らぽーる・マガジン 2020年3月23日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込330円)。
- 新型コロナウイルス感染拡大で混乱は続く…(3/30)
- コロナショックから石油ショックへ(3/23)
- 各国の「金融政策と財政出動」の「リーダーメッセージ」に差が(3/16)
- 大パニック(3/9)
- FRB緊急利下げが市場心理を冷やした…(3/4)
- 大暴落(3/2)
- 日本売り(3/2)
『らぽーる・マガジン』(2020年3月23日号)より一部抜粋
※タイトル、本文見出しはMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
らぽーる・マガジン
[月額330円(税込) 毎週月曜日]
絶対に知るべき重要な情報なのに、テレビなどが取り上げないことで広く知らされていないニュースを掘り起こし、また、報道されてはいるけどその本質がきちんと伝わっていない情報も検証していきます。情報誌は二部構成、一部はマーケット情報、マーケットの裏側で何が動いているのかを検証。二部では、政治や時事問題、いま足元で何が起こっているのかを掘り下げていきます。“脱”情報弱者を求める人、今よりさらに情報リテラシーを高めたい人はぜひお読みください。CFP®資格の投資ジャーナリストが、毎週月曜日にお届けします。