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日経平均は小幅反発、33円高の2万3,124円。FOMC後の米国株高に期待か(6/10)

きょうの日経平均株価は前日比33円(0.15%)高の2万3,124円で取引終了です。(『ハロー!株式』)

日経平均は反発、前日比33円高の2万3,124円

きょうの日経平均株価は前日比33円(0.15%)高の2万3,124円で取引終了です。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

昨晩のNYダウが7日ぶりに下落して300ドル安となったことを受けて朝方から売りが先行、9:07には下げ幅が191円となる場面がありました。

ただ、NY市場でナスダック指数が連日で史上最高値を更新しており、また今晩に注目の米FOMCの結果発表があり、その後のパウエル議長の会見で金融緩和姿勢が示されれば米国株高となることも想定され、東京市場は下げ幅縮小からプラスに転じています。

売買代金は2兆2,934億円、上海総合指数は日本時間15:02現在12ポイント安の2,943です。

業種別では、サービス、化学、精密、医薬品、非鉄などが高く、一方で不動産、鉄鋼、建設、銀行、保険、石油などが下げています。

個別銘柄では、タカラバイオがストップ高で503円高の3,385円。コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査で2時間弱で最大5,000件超を検査する手法を開発したと報じられ、好感した買いが集まっています。スイスの製薬大手ロシュの手法に比べて処理能力は14倍以上向上します。

液晶、半導体、太陽電池製造装置などの精密部品を手掛けるマルマエが71円高の1,012円と大幅高。20年8月期営業利益計画を従来計画の6億5,000万円から8億5,800万円に大幅増額し、好感した買いが膨らんでいます。5Gの普及などを背景に受注が半導体分野の受注が拡大しています。

半導体向けICリードフレームや自動車・家電向けモーターコア製造大手の三井ハイテックが大幅高、197円高の1,651円です。20年2~4月期の連結最終損益が前年同期の3億1,500万円の赤字から7,600万円の黒字に転換したと発表し、好感した買いが膨らんでいます。5Gやコロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークの広がりを背景にパソコンやタブレット端末向け需要が拡大しています。

古河電池が連日のストップ高で150円高の918円。古河電と共同で次世代型蓄電池「バイポーラ型蓄電池」を開発したと発表。バイポーラ型蓄電池はリチウムイオン電池比でトータルコストを半分以下に抑えることができる次世代蓄電池です。21年度中のサンプル出荷、22年度の製品出荷開始を予定しており、収益拡大を期待した買いが連日で集まっています。

ドローン関連のオプティムが160円高の3005円と大幅高。農林水産省と連携して固定翼ドローンによる補助者なしの目視外飛行の実証実験を行うと発表。農業用ドローンが普及すれば同社の収益拡大に繋がるとの期待から買いが入っています。

その他、一押しで5G関連代表格のソニーが8日連続高で94円高の7496円、神奈川地盤でパソコン量販のピーシーデポがテレワークの広がりを背景に5月度の売上好調でストップ高となる100円高の701円。

本日ストップ高となったタカラバイオの筆頭株主でみりん・清酒・焼酎最大手の宝HDが96円高の1064円と大幅高です。

本日の新高値銘柄は、日本電設、日本M&A、グリコ、宝HD、神戸物産、オープンハウス、DLE、PCI、サイボウズ、タカラバイオ、EIZO、カチタス、ファーストリテイ……等々です。

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