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広告単価は何パーセント減少した? グノシー、GameWith、UUUMの決算から読み解く=シバタナオキ

GameWith(ゲーム攻略メディア)の場合

GameWithの中でも、ゲーム攻略メディアの数字を見ていきましょう。
※参考:株式会社 GameWith 2020年5月期 決算説明資料(PDF ファイル)

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売上は四半期当たり4.1億円と、全四半期や1年前と比べても落ち込んでいます。

図の右側にある通り、ページビュー数に関しては6.36ページビューと、前年同期そして前期と比べても上昇していますので、こちらも同じくページビューが増えているにも関わらず、広告単価が落ち込んでいるために広告売上が落ち込んでいると言う現象が起こっています。

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読み取れる数字をすべて入力して計算してみると、広告単価の落ち込みは1年前と比べて−23%、3ヶ月前と比べると−21%程度というのが、GameWithの攻略メディア事業だと言えます。

UUUM(YouTube広告・タイアップ広告)の場合

最後にUUUMの広告ビジネスも見てみましょう。UUUMの広告ビジネスはYouTubeからの収入であるアドセンスと、タイアップ広告の2種類があります。
※参考:UUUM株式会社 2020年5月期 通期決算説明資料(PDFファイル)

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グラフの一番下の層にあたるアドセンスに関しては、1年前や3ヶ月前と比べても少しだけ増えているということが読み取れます。一方で、その上にあるタイアップの部分に関しては、1年前や3ヶ月前と比べても落ち込んでいることが分かります。

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アドセンスビジネスに関しては、基本的に再生回数と広告単価の掛け算で売上が決まるはずですが、再生回数の方は144億回と、1年前や3ヶ月前と比べて大きく伸びていることがわかります。

従ってUUUMの広告ビジネスに関しても、アドセンス部門は減収にはなっていないものの、再生回数の伸び程は売上が伸びておらず、やはり広告単価の落ち込みが目立ちます。

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広告単価の落ち込みを計算してみると、アドセンス事業で約−20%、タイアップ事業の方は約−29%の落ち込みが見て取れます。

Next: 全体的なトレンドとしては、自社メディアに関してはユーザー数は前年同期――

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