準備が整った時こそが、“最良の投資チャンス到来”
投資は、余剰金(貯金など)を使って行うのが基本です。余剰金がないのであれば、まずはそれを作ることから始めなくてはなりません。
よって、
・余剰金アリ。仕事も当面は問題ない人 → 投資を検討する余地あり
・余剰金ナシ。仕事も先が見通せない人 → まずは支出を見直すべし
となります。
たとえ一時的にお金が増えたとしても、そのお金をコントロールできるようにならない限り、お金はいずれ手の中をすり抜けて行ってしまいます。私たちは、お金をコントロールする術を学ばなければなりません。
今、手元に資金がない人は、たとえ時間がかかっても、まずは資金をつくることから始めるべきです。
心配しなくても、「遅すぎる」ということにはなりません。コロナ禍の今でさえチャンスがあるのですから、あなたにとっての準備が整った時こそが、“最良の投資チャンス到来”ということです。
「人が群がっているモノ=良いモノ」は本当?
たとえば「不動産投資」と一口に言っても、実際はいろいろな方法があります。
通常、日本でいう不動産投資とは、現物を買ってインカムゲインを得ることが主な目的ですが、他にもキャピタルゲインを狙う投資や、ランドバンキング(土地開発)、リノベーション物件、REIT(不動産上場投信)等々があります。
種類はたくさんあれども、結局のところ、不動産投資の成否を分けるものとは、「需要と供給」という、非常にシンプルな原則です。
ここさえ見誤らなければ、不動産は失敗しません。多くの人が失敗しているのは、ここを見誤っているからです。
海外不動産コーディネーターの織田さんは、世界中の不動産物件を回って検討を重ねてきた結果、「基本的に、目ぼしい地域はどこも供給過剰になっている」と言います。
なぜ供給過剰になってしまっているのかというと、単純に、需要があるところに物件を建てれば儲かるため、業者が群がるからです。
不動産に限らず、どんなモノでも需要が供給を上回っているうちは、価格も上がっていきます。しかし、供給のほうが大きくなれば、価格は下がっていきます。
参入者が増えれば増えるほど価格競争に陥りやすく、利幅も薄くなります。実は「賑わっているということは、すでに需要が細っている可能性がある」ということなのです。