すぐに体を許してはいけない
自己肯定感が低い女性は、愛情に対する飢餓感が強いため、自分を必要としてくれているという実感が欲しいと考えています。そのためすぐに体を許してしまい、利用され続けた挙句は捨てられるという人は少なくありません。
また、女性の方からあからさまに好き好きオーラを出すと、男性は「コイツ、オレに気があるな」と思って調子に乗ってしまいます。
なので、前述の要注意ポイントで男性を選別しつつ、仮に付き合うことになりそうになっても、「好き」の熱量が相手とイコールになるよう、出したり抑えたり調整する必要があります。
重要なことは、すぐに肉体関係に応じないことです。でなければ、「都合のいい女」扱いまっしぐらのリスクが高いからです。
大人同士の恋愛は、きちんとステップを踏む
そもそも相手のことを心から好きになるには、ある程度の時間が必要なものです。付き合ってすぐ別れても心のダメージは小さいですが、深く付き合ってから別れるのは大変なストレスになるように、単なる好意から愛情に変わるまでは時間がかかります。
たとえば、こんな経験はないでしょうか。
デートをして、それを思い出して余韻に浸る。メールの文面を必死に考える。過去のメールを何度も読み返してはニヤニヤする。返事が来ないと嫌われたのか、何がいけなかったのかと悶々とする。次はどこに誘おうかと調べる。ドキドキしながら手をつなぐ。もうキスしていいかな、まだダメかなと迷う。初めてのキスに感激する。ケンカをして反省し、仲直りする。また何度かデートを重ねる。相手のしぐさや反応を見ながら、そろそろ深い関係になれるかな、と考える。家に帰っても、早く抱きしめたいと思うようになる。体に触れたくてたまらなくなる。どうやればその行為が許してもらえるかを考える。身体の関係を持つシーンを想像しては身もだえする。
そうやって、相手のことを思う時間の積み重ねによって、相手のことを本当に大事だ、好きだ、という思いが強まっていく。相手のことを考える頻度と時間が、相手に対する強固な愛情を形成していくのです。
しかし自己肯定感が低い女性は、男性側にこうした感情が形成されないままに体を許してしまいがちです。女性に対する「好き」という気持ちがまだ成熟していないタイミングで男の本能を満足させてしまうと、「したい」という気持ちのほうが強くなる。愛情が強くない段階では、相手を大事にしたいという思いより、「やりたいときにやれる」という発想になりやすいのです。
だから本来は、じらしてでも時間をかけ、女性のことを考える時間を蓄積させなければならない。女性に対する気持ちがある程度成熟するまで、最後の一線を超えてはならない。
本当に好きで好きでたまらないというタイミングになれば、体の関係を持つことはお互いに深い満足を覚え、精神的な関係をも強固にさせるもの。それにはやはり、1か月から2か月くらいはかかるのではないでしょうか(もちろん人によりますが)。
仮に意気投合したとしても、出会ってすぐ体の関係になれば、便利扱いまっしぐらの危険性をはらでいます。
もしそういう経験や自覚がある人は、自分にルールを課すことです。たとえば10回デートをして、自分のことを大事にしてくれると確信したらOKするとか。それで怒ったりするような男性なら、おそらくダメンズの可能性が大だというリトマス試験紙にもなるでしょう。