女性は自分で自分を守る姿勢が必要
とはいえ、DVによる離婚や虐待事件がこれほど多いということを考えると、特に女性側は自分で自分の身を守る必要があります(ネグレクトを含む虐待は女性側にも多いですが)。女性の方が妊娠・出産などもあり、負担が大きいためです。離婚したとしてもシングルマザーの貧困がよく取り上げられるように、女性の方が不利になりやすいからです。
ちなみに私の友人・知人でもシングルマザーはたくさんいますが、そのほとんどが自分で事業をしており、精神的にも経済的も自立しています。やはり経済的自立というのは、生きる勇気、決断する勇気、行動する勇気を与えてくれるということですから、女性自身がしっかり稼ぐことです。稼いでいれば、仮にダメンズと結婚したとしても、離婚に踏み切れるでしょう。
ただし、男性側も女性に依存しているため、離婚までのプロセスは難しい傾向があります。相手女性は自分を無視しないで受け止めてくれる貴重な存在であり、自分の自尊心を保つのに利用できる唯一の手段。だからこそ失いたくないと、彼らは離別を極端に恐れます。
そのため、離婚を切り出せば逆上・懇願はもちろん、スネて協議に応じようとしません。あるいは別居してもしつこく追いかけてくるとか、離婚したあとも住所を突き止めてストーカーまがいのことをするというニュースが報道されるわけです。
これは虐待も同じ構造で、児童相談所に確保された子を、常識では考えられない圧力をかけて取
り返そうとするのもここから来ています。虐待するような男は、自分の支配欲を満たしてくれて、自己有能感を得られる道具である子を失うわけにはいかない、と考えます。彼らにとって子どもは、自分の存在価値を確認できる鏡であり、普段は満たされない承認欲求を吐き出せる、便利なペットなのです。
だから児相の職員に恫喝するのは日常茶飯事。次に児相が来てもウソの言い訳をしたり、最後は
引っ越ししてでも逃れようとします。
そもそも彼らは相手の気持ちを理解しようとはしないし、指摘すればキレるだけ、表面上は「ごめんね」と謝るものの、本心では反省していないので直すということもありません。自分の自尊心を守ることに必死であり、自分しか見えてない超絶自己中心的な人間なのです。
だから、自分がいま独身女性だとしたら、そもそもそういう男を選ばない選択眼を持つ必要があります。
そこで「こういう男は要注意」という、自己肯定感が低い男性を見抜くポイントをご紹介します。
こういう男は要注意
<特徴その1:自分の話や自慢話が多い人>
自分に自信がない人、自己愛が強い人は、自分の話をすることで自分を大きく見せようとします。これはすぐに見抜けますね。
<特徴その2:昔の話が多い、同級生とよくつるんでいる人>
過去の栄光にすがるのも現実や未来を見ておらず、現実逃避しがちです。かつての同級生とよくつるむのも、現実逃避の一形態で、現状に不満があり、同じレベルだと思っている仲間と会うことで昔に浸り、傷を癒したいという弱さが見て取れます。
<特徴その3:命令や説教が多い人>
これも自己肯定感が低い人の典型的な傾向で、相手を支配したり縛ったりすることで自分の価値を確認しようとします。
<特徴その4:自分の思い通りにならないと不機嫌になる人>
自己評価が高く自分が正しいと思い込んでいるので、自分の意見が通らないと怒りだしたりスネたりします。
<特徴その5:決めつけが多い人>
「お前はこうだ」「こうに決まっている」が口癖として多いのは、固定観念が強く、自分の正しさを確認して安心したいという、自己肯定感が低い人によく見られます。
<特徴その6:言い訳やウソが多い人>
言い訳やウソが多い人は自己愛が強いあまり、保身願望が強く、相手よりも自分を守ることが何より重要なのです。
<特徴その7:束縛が強い人>
これも自己中心的な人で、自分が安心するためには相手の都合などおかまいなく、メール攻撃や執拗な追及などをしてきます。