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超過死亡が訴える真のコロナ被害。自粛強要が日本人の寿命を縮めた=矢口新

ロックダウンが死亡者数を増やした可能性

米国では恐るべき数の人々がコロナで死亡していると報道されているが、フォーブスの報道では、このウイルスのみが原因の死者は全体の6%のようだ。

米疾病対策センター(CDC)は今月、新型コロナウイルスによる米国の死者について、このウイルスのみが原因の死者は全体の6%だと発表した。<中略>

残り94%の死者は糖尿病や心疾患、肥満といった『併存疾患』を抱えていた。そのためネット上では、新型コロナによる米国の実際の死者は1万人程度にすぎず、全米規模の経済や社会、教育のロックダウン(閉鎖措置)は不必要だったとする声も上がった。

だが、じつのところ、医師による死亡報告では複数の死亡原因が記載されるのが普通なのだ。呼吸不全など、新型コロナウイルスへの感染が引き起こした可能性のある症状も、その一つに含まれることが多いということだ。

さらに言えば、過去の死者数を基にした予想死者数よりも多い『超過死亡』は、米国では新型コロナによる死者として報告されている数とほぼ同じとなっている。

出典:「コロナだけが原因の死者は6%」が浮き彫りにした、米国民の健康事情 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)(2020年9月24日配信)

ただ、米国は今回のパンデミック(世界的大流行)を、ほかの先進国に比べて、国民の健康状態がはるかに悪いなかで迎えたというのも事実だ。たとえば、米国の新型コロナによる死者のうち、16%は糖尿病も患っていた。また、4%は肥満だった。米国人の40%は肥満で、この割合は先進国のなかで最も高く、OECD加盟国平均の2倍超だ。<中略>

新型コロナによる米国人死者のうち、22%は高血圧も患っていた。もし米国人の健康状態がほかの高所得国と同程度なら、新型コロナウイルス感染者の死者はずっと少なかった可能性がある。

出典:「コロナだけが原因の死者は6%」が浮き彫りにした、米国民の健康事情 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)(2020年9月24日配信)

米国の「超過死亡」は新型コロナによる死者として報告されている数とほぼ同じだということだが、薬物過剰摂取による死者や自殺が急増しているという。

ここでも、ロックダウンが死亡者数を増やした可能性を示唆している。

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※本記事は、矢口新氏のメルマガ『相場はあなたの夢をかなえる ー有料版ー』2020年9月28日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。信済みバックナンバーもすぐ読めます。

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image by:StreetVJ / Shutterstock.com
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相場はあなたの夢をかなえる ー有料版ー』(2020年9月28日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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