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報道されぬタイ反政府デモの意外な落ち着き。現地日本人が警戒していること=栗原将

10月15日、タイで非常事態宣言が発令されました。反政府デモを制限するための措置です。いま僕はバンコクで暮らしていますので、実態をお知らせします。(『海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ』栗原将)

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バンコクの反政府デモ、その実態は?

10月15日の午前4時、タイで非常事態宣言が発令されました。反政府デモを制限するための措置です。

いま、僕はバンコクで暮らしています。最近、日本の複数の方から「デモは大丈夫ですか?」とメッセージが来るのですが、日本人をはじめとする外国人が多いプロンポン、トンロー周辺はまったく普段と変わりありません。

おそらく、香港のデモに近い雰囲気を想像されている方が多いのでは?と感じています。

香港は非常に小さい街ですが、バンコクは非常に大きな街でして、さらに、デモや集会が行われるのは、日本人居住区から10キロ離れた所ですので、まったく影響はないのです。

関係ないエリアでの無差別テロみたいなものもありません。ですから、僕や仕事仲間の行動も、まったく変わりありません。

テレビ朝日の映像を見ましたが、あれだけ見たら、あたかも、街中、厳戒態勢みたいに思う
人はいるでしょうね。でも、テレビってそういうもので、僕が住んでいるトンローの平和な様子を放映しても視聴率取れないので、少しでも刺激ある放送をするものです。

平和なトンローの退屈な映像は以下からどうぞ。閲覧に注意は不要です(笑)。

私たち外国人が注意すべきことは?

一方、私たち、外国人が注意すべきことは、反政府や反王室のコメントを、SNSをはじめ、あらゆるメディアに投稿しないこと。さらには、そのようなメッセージを受信もしないようにすることですね。

「〇〇はアホ」みたいなメッセージは、たとえ日本語だろうと翻訳されたら、わかります。

タイは今でも軍事政権であり、集会や言論には厳しい規制があります。

数年前の軍政クーデターの頃は、NHKなど外国放送でタイについて報道が始まると、突然、タイ語の画面に切り替わったものでした。

「内容いかんに関わらず」なのですが、事前検閲の代わりに、「何も報道させない」という手段に出たワケです。

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