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テスラ、S&P500に採用決定。コロナ下で黒字・高収益化を実現した戦略とは?営業利益が$809M(約809億円)、◯◯による売上が$397M(約397億円)=シバタナオキ

米電気自動車メーカー「テスラ」が株価指数S&P500に採用されると発表されたことで話題になっています。同社の7-9月の決算は、コロナ禍にも関わらず黒字をしっかり維持する結果となりました。その背景には何があるのでしょうか?(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

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※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2020年11月12日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

Q. コロナ禍の逆風での絶好調のTesla。同社の黒字化を支えるある仕組みとは?

ヒント:
A. ●●と呼ばれる「●●の売却」
営業利益が$809M(約809億円)、●●による売上が$397M(約397億円)

今回の記事では、Teslaの2020年7月から9月期の決算を見ていきたいと思います。

コロナ禍においては、自動車産業はマイナスの影響を受けやすいほうの産業かと思いますが、Teslaに関しては絶好調です。

今回しっかり黒字化も継続しているわけですが、その背景にある「ある仕組み」を簡単に解説したいと思います。
※参考・画像出典:Tesla 2020 Q3 Update

売上に直結する納車台数は前年同期比+44%

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はじめに製造ですが、Model SとModel Xに関しては、YoY+4%の約1万7,000台、Model 3とModel Yに関しては、YoY+60%の12万8,000台となっています。

納車に関しては、Model SとModel XがYoY△13%の1万5,000台、Model 3とModel Yに関してはYoY+56%の、12万4,000台になっています。

全体で見ると、売上に直接比例する納車台数がYoY+44%と、大きく伸びました。

Next: 純利益も大きくプラス。黒字・高収益化の影の立役者とは?

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