14日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円43銭まで上昇後107円16銭まで下落して引けた。
米6月消費者物価指数(CPI)の上昇で一時ドル買いが優勢となったが、パンデミック感染再燃や米国の大手銀が悲観的見通しを示したため米連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり緩和策を維持するとの見解は根強く買いが続かなかった。
ユーロ・ドルは1.1361ドルまで下落後、1.1409ドルまで上昇して引けた。
ユーロ・円は121円97銭から122円32銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.2480ドルまで下落後、1.2564ドルまで上昇した。
英国の5月国内総生産(GDP)が予想を下回り遅い回復が警戒されポンド売りが強まった後、ドル売りに拍車がかかり反発。
ドル・スイスは0.9406フランまで上昇後、0.9380フランまで下落した。
スイス国立銀行(SNB)総裁が為替介入やマイナス金利は不可欠との考えを示し、
介入警戒感からフランの売り戻しが優勢となり底堅い展開となった。
[経済指標]
・米・6月消費者物価指数(CPI):前年比+0.6%(予想:+0.6%、5月:+0.1%)
・米・6月消費者物価コア指数:前年比+1.2%(予想:+1.1%、5月:+1.2%)
・米・6月消費者物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.5%、5月:-0.1%)
・米・6月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.1%、5月:-0.1%)
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