「トランプ失脚」で日本孤立も
「トランプの米国」には多くの敵がいますが、そのトランプ政権に「べったり」の日本がトランプ氏と同様の批判を受け、日本が孤立するリスクと、万が一トランプ政権が倒れた場合に、日本が「もう1つの米国」とうまく付き合えるのか、が大きな問題になります。
トランプ氏の支持率は、大統領就任直前で40%、不支持率52%(ギャラップ調査)と、半分以上が反トランプとなっています。
今回の就任式典では、米国の芸能人の多くが、トランプ氏と関われば後々の仕事に支障をきたすとして、出席を拒みました。
民主党議員も60人が出席を拒み、式典の会場後方はガラガラで、反対派がブーイングしたり、無関心で居眠りしたりする人々も見られました。
世界でも何百万人単位の抗議デモが、女性中心になされました。
米国議会においても、新しい閣僚人事について、議会が承認した閣僚はここまで2人に留まり、その下で働く実働部隊は、ほとんど決まっていません。それだけ、行政部門でも反トランプ派の影響力が大きいことが分かります。
二股で総スカン?
大統領選でのロシアの介入をトランプ氏自ら認め、それでもロシアのプーチン大統領を尊敬し、経済制裁を解除しようとの動きに対して、欧州などから批判の声が聞かれます。
日本がそのトランプ氏にべったりで、さらにプーチン大統領にも尻尾を振ることが、日本孤立につながるリスクがあります。
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