ゴルバチョフが警告する大戦争。トランプとプーチンは「IS掃討後」に激突する

ISIS掃討に動く現在の米ロ関係は悪くないように見えます。しかし、プーチンは裏でパレスチナを支援しており、一方のトランプは親イスラエルを標榜しているのです。(『カレイドスコープのメルマガ』)

※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2017年1月31日第192号パート1の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。月初のご購読は特にお得です!

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米ロ共同軍事作戦によるISIS掃討後に起こる本当の危機

あのゴルバチョフが警告「第三次世界大戦が迫っている」

この2~3日、多くの欧米主流メディアが、「ミハイル・ゴルバチョフが、世界は第三次世界大戦の準備をしていると警告」と報じています。

1月27日付の英紙『テレグラフ』は、「核の脅威が再燃する中、世界は戦争の準備段階に入ったようだ」と、“第三次世界大戦”という言葉を使ってこそいないものの、世界規模の大戦が近いと警告しています。

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ゴルバチョフは、「新しい軍拡競争が再燃し、まるで世界中が戦争に備えているようだ」と警告している。彼は言う。
「政治家と軍指導者の言動は、ますます好戦的に聞こえる。各国の国防政策は、かなり危険だ。テレビのコメンテーターとテレビタレントは、この好戦的な大合唱に加わっている。明らかに、世界は戦争に備えているのだ」。

これらテレグラフその他メディアの記事は、ニュース雑誌『タイム』誌のウェブサイト(1月26日付)にゴルバチョフが寄稿した記事を引用して記者が書いたものです。その大元のソース=タイム誌の記事の梗概は以下のとおり。

世界の政治は混迷の度を増しているが、政治の軍事化や軍備拡大競争ほど、差し迫った危機はない。現在の状況は、あまりにも危険である。多くの兵士、戦車、装甲車がヨーロッパに配備されている。NATOとロシア軍の兵器は、いまや、互いの目の前で睨みあっている。

1985年11月、ジュネーブで開かれた初のサミットで、ソ連と米国の指導者がともに、「核戦争には勝者は存在しない」と宣言したことで、世界はホッと胸をなでおろしたはずだ。しかし、今日、核の脅威は再び燃え上がっている。どうやら、これは本物のようだ。

ロシアと米国の対話は、(ISISなど)テロとの戦いに焦点を当てるべきだとする多くの見解がある。しかし、それは核心ではない

両国が成し遂げるべきは、無益な軍拡競争を中止し、核を段階的に、そして、確実に削減することでなければならないはずである。国際問題のどれひとつとっても、戦争によって解決できることなどない。戦争は、非合法化されなければならないのだ。

私は国連安全保障理事会のメンバーが、そのゴールに向けての第一歩を踏み出すよう急き立てている。具体的には、国家首脳レベルの安全保障理事会で、核を拒絶し不戦の決議を採択すべきであると提案している。

私は、ドナルド・トランプウラジミール・プーチンこそが、そのような決議を採択するための起案を主導すべきであると考えている。これこそが最優先課題にならなければならない。今こそ、行動を起こすべきときである。

ゴルバチョフは、去年から、「西側諸国はロシアに対して建設的な態度に転換すべき」と主張し、「米国とロシアが、シリア問題でいがみ合っているため、世界は危険な特異点にある」と警告してきました。

果たして、ゴルバチョフの心からの叫びは、彼が、どんな犠牲をも厭わない真の意味における世界平和の求道者のそれであると証明できるのでしょうか。

彼は、いまだに原因が特定されていないチェルノブイリ原発事故を機に、米ソ冷戦構造の終結を世界政府への大きなステップであると捉えているグローバリストです。

そして、彼は、歴代の大統領の中で、もっとも大量の要人を暗殺してきたオバマと同様、ノーベル平和賞を受賞した人間です。

Next: 「ISIS掃討後」に表面化するトランプとプーチンの確執が大戦争を招く

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