なぜ「先払い」で幸せが倍増するのか? 人生が楽しくなるお金の法則=浦田健

民間初の宇宙旅行計画で、25万ドルのチケットを700名以上が購入。ここで面白いのは、宇宙船への搭乗日は未定なのに、すでに顧客が満足していることです。(『『金持ち大家さん』になるアパート・マンション経営塾』浦田健)

あらゆるビジネスに応用可能、顧客が笑顔になる先払いの効用とは

未来への楽しい期待が「幸福感」を作る

あなたは、なかなか手に入らない大好きなアーティストのコンサートチケットを手に入れたことはありますか?

チケット代を払ってコンサート当日までの数ヶ月間、とてもワクワクして「幸福感」に包まれていたのではないでしょうか?

このように、未来について楽しい考えを持つことができると、心は健康に保たれ、幸福感を得られるようになります。

特に支払いを先に済ませれば、楽しみを倍増させることができるのです。

4分間で25万ドルの「宇宙遊泳チケット」

航空会社のヴァージングループを率いる、イギリスの有名な実業家リチャード・ブランソンさん。彼は「ヴァージン・ギャラクティック社」を設立して、近いうちに民間で初の宇宙旅行を実現させようとしている凄い人です。

同社が販売する宇宙旅行のチケットは、わずか4分間の宇宙遊泳でなんと25万ドル(約2,800万円)! 非常に価格の高い体験型の消費ですが、2005年の販売開始以来、すでに750人が購入しているといいます。

実は僕の知り合いもこのチケットを購入しています。凄いですね。

でも、宇宙旅行が始まっても、年間で宇宙に送り出せるのは200人程度。最初にチケットを買った人は10年以上も待たなければいけないというのだから驚きです。

宇宙旅行はストーリー性も高く、唯一無二の体験ができるでしょう。でも、さすがに25万ドルも出して、10年以上も先のチケットを買うというのは勇気がいることです。

チケット購入者はすでに満足している

そこでブランソンさんは、チケットを購入した顧客を招待して、パーティーを主催することにしました。

そこに集まる人は、会社経営者や投資家の中でも、半端じゃない人生経験をしてきた人たちばかり。こういう人たちと知り合える経験は、宇宙旅行以上の価値があると思います。

さらにブランソンさんは、顧客同士で世界旅行を企画したり、経営アドバイスをするサービスも行いました。

つまり、宇宙旅行に行く前に、顧客はすでに満足しちゃったのです。だから、宇宙船の開発がいくら遅れても、誰も文句を言いません(笑)。

そして実際に、宇宙旅行に行くまでの間、顧客はさらにワクワクする気持ちを持続でき、経験そのものよりも、もっと多くの喜びを引き出すことができる貴重な機会を得られたのです。

Next: ブランソンさんが顧客に売った「本当の商品」とは?

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