子どもを「お金で人を欺く」人間にしないために
また、「お金を稼ぐ」という言葉ひとつをとっても、真っ当な仕事をしてお金を稼ぐことと、ルール違反をしてお金を得ることはまったく違います。
しかし、このような綺麗なお金と汚いお金の違いも子どもは知りません。
日本では、お金を稼ぐというとなんとなく汚いことのようなイメージを持つ方が少なくありません。子どもに「勉強をしなさい」と教えるのであれば、お金の正しい感覚も教える必要があります。
頭が良くなればなるほど、人を欺く潜在能力も伸びてしまいます。ルール違反がバレない術も身に付けられてしまいます。
せっかく親が愛を持って育てた子が、知識を人を欺くことに使ってしまったら悲しすぎます。
だから、お金の正しいお金の倫理観を育むために、家庭でお金の教育を行う必要があるのです。
日銀や金融庁が作成した金融リテラシーマップには、働いてお金を得ることや、お金の貸し借りをしてはいけないことを小学生の時に学ぶこととして記載しています。
※参考:金融リテラシーマップ – 知るぽると(PDFファイル)
しかし、お金の力は強すぎます。大人でもお金に気持ちが振り回されてしまいます。
だからこそ、子どものうちからお金の力の限界を知り、お金をコントロールできる素養を身に付けた方が良いのです。
image by:aslysun / Shutterstock.com
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『億の近道』(2021年2月3日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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