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中国の偽コロナワクチンに気をつけろ。中身は食塩水、日本人は美味しいターゲット=鈴木傾城

「自国の商品は信頼できない」

2020年10月。中国・山東省で再びプラスチック米が流通するようになっていると報道されている。中国では段ボールで作られた餃子だとか、ドブを這い回るネズミを鶏肉と偽って出す料理だとか、ニセモノ食品が大量に出回る国である。

当局の監視は厳しくなったと言われてもそうなのだ。

中国の金持ちはもう自国産の米はなるべく食べない。米にはプラスチックのニセモノが混ぜられているからだ。海苔も食べない。海苔には黒のビニールが混ぜられているからだ。

卵を食べれば、ゴムで作ったような偽装卵に当たるかもしれない。ビールもニセモノだらけで、発癌物質ホルムアルデヒドがたっぷりと含まれている粗悪なものだ。

レストランで使われる植物油は下水をさらって汲み取った地溝油(ちこうゆ)というものが使われているかもしれない。

中国人はフカヒレが大好物だが、中国浙江省商工部門が市場で販売されているフカヒレを調査したところ、その9割がゼラチンを固めたニセモノだったこともあった。浙江省では9割だが、そのうちの多くは他の省にも流通しており、中国全土で見ると4割がニセモノだった。

しかも、これが海外にも輸出されていることも判明している。日本も他人事ではない。偽フカヒレは日本でも出回っており、その一部は日本国内でも作られている。

中華料理屋に出てくるフカヒレ・スープはアルギン酸ナトリウムで作られたものである可能性もあるが、よほど食べ慣れた人間であっても見抜くことはできない。

海外での「爆買い」は身の安全を守るため

もちろん値段は「高級」のままであり、偽フカヒレが本物の10分の1の原価であっても、値段が10分の1になっているわけではない。

誰もこんなクズのような食品を口にしたいわけではないし、子どものいる家庭では何とか子どもだけでも守りたいと願う。

そこで、中国人は中国製の食品を買わずに外国で作られた食品を買おうとする。だから、それが海外での「爆買い」となって現れるのだ。

よく考えて欲しい。なぜ中国の富裕層は海外で「爆買い」をするのか。

中国の商品が信頼できるのであれば、爆買いという現象は起きない。自国の商品が信頼できないから、電気製品から食品までを海外で爆買いしているのである。

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