GWは遊びに行きます
というわけで、緊急事態宣言が出されようとそうでなかろうと、わが家は昨年に引き続き、今年のGWも帰省を兼ねて家族旅行の予定です。
昨年は1回目の緊急事態宣言下でしたから、どこも空いていて快適でした。今年は昨年よりは人出が増えると思いますが、それでも例年のGWよりは空いていると思いますから、普段の休みでは行けないところに行きます。
第一義的には子どもの経験のためで、非日常体験に触れさせて多様な刺激を与えるためです。そして第二義的には、旅行して事業者にお金を落とし、微力ながら経済活動の一助になればと思っています。
むろん、「移動は家族だけで」「大人数がいる場所には近寄らない」「飲食は個室」「遊ぶのはもっぱら屋外」を心掛けるつもりではあります。
そもそも知事や行政が言う「県外から来るな」「外出や移動を控えろ」は大きなカン違いです。「移動=感染」ではなく、感染の原因は「飛沫」ですよね。だから飛沫が飛ばなければ感染はしない。移動先での「会食」や「長時間の接触」が原因なわけで、移動そのもので感染するわけではないのです。
むろん抽象的な理解が苦手な人には単純でわかりやすい指針なのでしょうが、それにしてもたとえば「感染予防のために公園を閉鎖」とか「ゴーカートに乗るにもマスク着用」とか、もはや科学を無視するレベルに到達しています。これは宗教か何かでしょうか。人間の思考力はここまで低下するものかと驚きを禁じえません。
正確に言うなら「外出するしないの問題ではなく、移動先で飲食を始めとする接触をすれば飛沫感染のリスクが高い。だから飛沫接触を控えるなら移動はOK。控えられない人は移動はNG」ということになるのだと思います。
だからただ単純に外出や移動を封じるというのは本質が見えていないということです。まあ、現実には控えられない人が多いから、移動や外出を禁止するのかもしれませんが。
「そうは言っても感染の可能性がゼロではないだろう」とか、「そういうヤツらが感染を広げるんだ」などと脊髄反射的に批判する人がいます。しかし「リスクゼロ」を求めるなら、地震など自然災害の多い日本から全員出ていかなければならないことになります。それを私たちは防災対策や防災訓練などをしながら「折り合い」をつけて生きているわけです。
自動車事故で年間3,000人以上が死亡し毎年40万人以上もの重軽傷を負う人がいても、「車をなくせ」という話にはならないでしょう。それはコロナも同じで、感染のメカニズムがわかっているのだから、必要な対策を徹底して生活と経済を回すという、「コストとベネフィットのバランス」「折り合い」をつけましょうという話です。
むろん考え方はひとそれぞれで、これは私の個人的な主義主張に過ぎず、また私もすべての事情を知っているわけではありませんから、的外れな内容もあるかもしれません。
それに、みなそれぞれに思うところがあると思います。「それは違うと思う」という意見があって当然です。
しかし不思議なことに、私の周りの起業家・経営者・富裕層ほど、コロナを過度に恐れず、早期に平常運転モードに移行し経済活動を回しています。「コロナで格差が広がる」と言われるのは、彼らはすでに「ウィズ(With)コロナ」と覚悟を決めて次の仕込み(コロナ時代でも通用するビジネスモデルや新商品開発)に動いている一方、ただ恐れて引きこもっている人には「失われた2020年・2021年」になるからだと思います。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2021年4月29日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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