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なぜコロナ人工説が急浮上?米国メディアからFacebookまでが転向した本当の理由=吉田繁治

無視された「コロナ人工説」の論文

新型コロナウイルスについて「自然界での変異ではありえない人工的なRNAの配列がある」とする中国の研究者から出された初期の論文は、英国のウイルス学者ピーター・ダジャック氏(編集主幹)によって、医学専門誌『LANCET』への掲載を拒否されています(2020年1月頃)。

ダジャック氏は、21年1月にWHO(世界保健機構)の調査団の主幹として武漢に行き、「武漢研究所発である証拠はなかった、動物由来の可能性がある」とした、世界的に認められたウイルス学者(動物学者)です。

当方も、人工説の証拠としての遺伝子配列を示したWEBを見たことがあります(筆者注:その情報は今は消えています)。2020年4月頃のことで、当メルマガでも以下のように紹介しました。

「RNAを操作した人工のウイルスとする説は、SARSのときもあり、現在も人工説は消えていません。新型コロナでも武漢のウイルス研究所から漏洩したという説があり、調査と立証をめぐって、米国(当時はトランプ政権)と中国が争っています。しかし仮に(中国)政府と軍が関与しているなら、それが公式に明らかになることはない。」

世界の医学会が権威を認めている英国の医学専門誌『LANCET』は、新型コロナは自然由来のものであり、人工のものではないとする政治的な立場をとっています。

ところが、英国とノルウェーの学者(HIVワクチンの開発者アンガス・ダルグリッシュ教授とビルガー・ソレンセン博士)も、共同論文で、「新型コロナウイルスとされるRNAウイルスのアミノ酸基は4個連続でプラスの電荷をもっているが、自然界の変異(ウイルスの塩基は配列の変化)ではありえないことだ」としています。

この論文も、医学誌と主流派メディアは無視していたのです。以下は、幸福実現党の宗教家・及川幸久氏の分かりやすい解説動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=GpmFR8ZT4l0

中国論文と同じ、人工説を裏付ける、科学的な証明になるものです。しかし、自然説を喧伝(けんでん)していた医学誌と主流派メディアは、約1年、これをとりあげなかったのです。

ところが、突然、ファウチ博士の公聴会があった5月になって、この論文を報じるように変わったのです。たぶん、何者かによって、底流の潮目が変わったのでしょう。

ファウチ博士の変節

自然発生説を唱え、世界のコロナ対策の先頭に立っていた大統領補佐官ファウチ博士は、「人工説は否定できない」と180度の主旨替えをし、逃げようとしています。

ポジションとマネーとで汚染と感化され政治化した学者には、人間でもっとも枢要な倫理(=人の品格)が壊れた人がいます。当方も個人的に、少数ですが、知っています。

庶民の人格が消えた人が多いのは、御用学者です。原子力ムラもこれでした。「分科会の専門家」も、とは言いますまい。英国のピーター・ダジャック博士も、同罪とみなされるでしょう。「(根拠がないはずの)新型コロナ自然説を唱えたこと」が、それらをあぶり出したように見えます。

Next: Facebookも転向。ついには日本の新聞まで報道しはじめた

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