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中国の景気腰折れは「株式の死」の兆候か?米国でも高まる景気後退懸念、スタグフレーションに要警戒=栫井駿介

「株式の死」に似ている現在の相場

現在の相場は、当時と非常に似通っていると感じます。

当時は、ポラロイド、Kマート、デジタル・エクイップメント、コカ・コーラ、マクドナルド、GE、IBMといった「ニフティ・フィフティ(素晴らしい50銘柄)」がもてはやされ、高バリュエーションをつけていました。

しかし、インフレの高進によりこれらの銘柄の成長も鈍化し、バリュエーションは低下しました。この行き過ぎたバリュエーションが「株式の死」の要因となっています。

以下のコラムは大変に参考になるので、ぜひお読みください。2007年(リーマン・ショックの前年)のものですが、現在でも示唆に富みます。
※参考:ニフティ・フィフティ相場の再来 – 大和総研(2007年12月11日配信)

世界経済の成長は止まらない。しかし「調整」はどこかで必ず来る

私はこれで世界の成長が止まるとは思っていません。しかし、期待が高まりすぎた相場はどこかで必ず調整が入ります。

そのきっかけが何になるか、今はそれだけが焦点になっているのです。

もちろん、そうすぐに危機が訪れるわけでもなく、もしかしたら今後バブル的に株価が上昇する可能性もあります。

しかし、それは人々の期待という儚いものに乗じた「砂上の楼閣」であり、慎重な投資家なら無理する局面ではないということは、口を酸っぱくして申し上げておきます。

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image by:Gil Corzo / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2021年7月11日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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