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お金持ちほど実は手抜き。家事に「つらさ」を求める貧乏人の強迫心理、罪悪感と愛情のワナとは?=午堂登紀雄

気分転換としての家事

だからといって、まったく家事をやらないわけではありません。掃除や片づけは外注していますが、たとえば洗濯とその取り込みは私がやっています。それは「気分転換としての作業」という位置づけです。

先ほど「家事にかける時間があれば、仕事をした方が儲かる」と書きましたが、とはいえずっと集中力が持続するわけではありません。書く仕事は特に脳の疲労が激しく、数時間も取り組めば疲れてしまいます。

そのため私は、昼頃に洗濯が終わるよう、朝に洗濯機のタイマーを設定してから外出しています。執筆のため毎日カフェに行っているのです。

午前中の仕事で疲れて家に戻ってきたころに洗濯が終わっていますから、気分転換を兼ねて物干しに洗濯物を干すというわけです。

脳の疲労解消には単純作業で身体を動かすのが適しています。無心になって干したあとにはまた集中力が戻って来るという算段です。

ここを外注に出さず自分がやることで、コスト削減と気分転換が両立できるというわけです。

また、夕食作りは妻が担当しています。これもかつて外注を提案したことがあるのですが、「私は料理が好きなの」ということなので任せています。

彼女曰く「口の中に入るものは自分で選びたいし、おいしいものを追求するのが好き」だそうです(ただし片づけが苦手なので、ここは家政婦に任せています)。

私自身は買い物も料理を作るのも苦手で、片づけも面倒なので、妻が不在の夜は、外食・持ち帰り弁当・冷凍食品などで済ませています。買い物に行かない、料理をしない、後片付けをしない(あるいはトレー類を捨てるだけ)というのは非常にラクです。

マクドナルドなどのジャンクフードを嫌う人もいると思いますが、たまになら子どもも喜びますし、1食ぐらいジャンキーでも健康には影響ないでしょう。何より食事は楽しい時間であるべきだ、というのが私の方針ですから、楽しく食事ができればいいのです。

また、ウチの子どもたちはラーメンが好きですが、家で作るときは全粒粉麺や大豆由来の麺を使うなど、炭水化物が過多にならないよう、それなりに意識しています。

家事はダンドリを意識する

先ほどのような「気分転換としての作業」という位置づけは、私が時間に融通がきく自営業だからこそできるわけで、会社員の場合はそうもいかないと思います。

そこで多忙な人、共働き家庭では、たとえば洗濯に関しては全自動洗濯乾燥機を使うことでしょうか。

値段の安い夜間電力を使って朝に洗濯・乾燥が終わるように設定しておくとか、逆に帰宅に合わせて洗濯・乾燥が終わるように設定しておくとか。電気による乾燥は時間がかかりますし。

また、全自動食洗器も深夜に動かし、ルンバのような自動掃除機は会社に行っている日中に設定する、というのもよくある話です。

つまり、家事をいかに手を抜けるかとは、作業そのものの省略可・省力化だけでなく、「段取り」にも大きな影響を受けるということがわかります。

たとえば宅配便も、自宅でただひたすら待つとか、再配達時間に遅れないよう急いで帰宅しようとするよりも、会社帰りの最寄り駅の宅配ボックスで受け取る方がラクだという人もいるでしょう。

買い物も毎日行くのではなく、一週間分の献立をざっくり決めて週末に食材をまとめて買っておくとか、献立と食材の宅配サービス(玄関前に置いておいてくれるので必ずしも自宅で待機しなくてもよい)を利用するやり方が向いている人もいると思います。

自分と家族の生活リズムを考えたとき、どの場面でどういうサービスを利用するかが最も効率的かを考えることです。

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