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円高・株安の行方と債券市場~国債価格は異常なほど高騰している=久保田博幸

アベノミクス相場の「反動」としての円高・株安

もう少し長い目でドル円や日経平均の動きをみると、これはいわばアベノミクス相場の反動といった動きにも見えまいか。日銀の金融緩和により円安・株高が演出されてきたが、その日銀やECBの追加緩和に対して市場は見切りをつけてきたようにも思われるのである。

特に日銀は肝心の物価目標達成時期を先送り続けており、金融緩和による効果が疑問視されてもおかしくはない。ただし、日銀が強力に国債を買い入れ、足元のマイナス金利化により債券市場は流動性が後退するなか、10年を超える国債の利回りのマイナス化が継続している。

つまり債券については人為的に利回りが押さえつけられている状況にあり、日銀の大胆な金融政策は国債のイールドカーブをこれでもかと引き下げられているが、結果が出ているのはそこだけともいえる。

異常に高騰している国債価格

期待による円安・株高効果も後退しつつあり、アベノミクスにより残ったのは、日銀の金庫に積まれた膨大な国債と(実際は国債はペーパレスなのでイメージ)、これでもかと引き下げられたその国債の利回りとなる。

つまり国債の価格は異常なほど高騰している。ドル円や株は素直に調整しているようにも見えるが、果たしてこのまま国債もおとなしくしているのであろうか。


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牛さん熊さんの本日の債券』2016年5月2日号より
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