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「良い水準」になってきたS&P500。荒れ相場でも長期投資であれば報われる=たぱぞう

ここのところ、ボラが高い相場が続きます。海外情勢とテーパリングにより、バブルの芽がつぶれた形ですね。過度な過熱感がある楽観よりは、健全な相場ともいえます。(『たぱぞう投資大学メルマガ』)

※本記事は有料メルマガ『たぱぞう投資大学メルマガ』2022年3月17日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にご購読ください。

プロフィール:たぱそう
月間100万PV超の投資ブログ「たぱぞうの米国株投資」、YouTubeチャンネル「たぱぞう投資大学」の管理人。2000年より年初任給で日本株の投資をスタート。2010年以降、米国株投資をスタート。2016年から「誰もができる投資術の提案」をモットーとし、ブログを開設。投資顧問会社にてアドバイザーほか、セミナーなどを通じて米国株投資を広めている。

市況概況(2022年3月17日朝8:30配信号より)

<ロシア・ウクライナ情勢>

ここ最近はずっとロシア・ウクライナ情勢に左右される相場でしたね。

ロシア国債の格付けは3社ともCクラスとなりました。これはすなわち、デフォルト寸前で、信用リスクが高い状態です。ロシア関連の投資信託が取引できない事態も見受けられますね。地政学リスク、新興国株の難しさが露呈した形となりました。

このような状況では、良いニュースが出れば株価が大きく上がります。反対に、悪いニュースが出れば急落します。このような行ったり来たりの相場がしばらく続きそうですね。

<コモディティ>

エネルギー価格が高騰していますね。

また、小麦を始めとする商品の高騰は目を見張るものがあります。4月から、日本国内でも相次ぐ製品の値上げが発表されていますね。投資環境だけでなく、消費者目線でも気がかりであるのは事実です。

一方で、このまま右肩上がりというのも考えにくいです。この相場もいずれは落ち着くでしょう。

私自身は、コモディティはあまり気にして見ている指標ではないです。それでも、一言添えざるを得ない相場であるというのは事実ですね。

<金利>

国際情勢もあり、過度の株高感はなくなりましたね。一方で、2022年2月の消費者物価指数は7.9%でした。これは39年ぶりの高水準です。こうなると、米国の金利政策は利上げの見込が強そうですね。

このような金利上昇局面では、ハイテク株は上がりづらいです。

この方程式が浸透してきたせいもあり、ハイテク株は下げています。NASDAQは直近高値から-20%を超えました。

これは、調整相場入りと言われる水準ですね。少なくとも、これまでの上昇からトレンド転換したことは明確です。

逆にいえば、長期的にはいい水準まで温度が冷めてきている。そういう捉え方もできますね。

<米国株市場>

S&P500に関しては、珍しく200日線を割り続けています。予想を下げる機関も多くなってきました。年末時点での予想を5,100から4,900に下げた機関もありましたね。相場全体がやや弱気になってきている様子です。

いうなれば、去年までが異常な水準でした。

S&P500で言えば、4,000ポイントを割りこむ、仮にそうなれば、少々ポジションを上げてもよい水準かもしれません。

<S&P500は良い水準>

ついつい株価ばかりに目が行きがちですね。ここでひとつ、目線を変えてみましょう。

S&P500のポイントで見ると、コロナの頃のほうが安いですね。しかし、S&P500の背景にあるEPSなどの数字はそうとも言えません。EPS=1株利益で見ると、今は割安と言えます。企業の成長や利益とともに、適切に株価も上がってきているのですね。

「〇〇ショックの時の株価になるまで投資は控えめにする」

そういう見方もなくはありません。しかし、株価に裏付けされた利益率を見過ごすとチャンスを逃します。

いま買ったものは将来的には報われやすい水準まできています。去年よりはずっと買いやすい妥当な水準ということですね。

ボラは高いですが、調整はさらなる成長に不可欠です。自分の目線をもって楽しく乗り越えていきましょうね。

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image by:spyarm / Shutterstock.com

たぱぞう投資大学メルマガ』(2022年3月17日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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たぱぞうです。どのようにすればリスクとリターンのバランスを取りつつ資産形成ができるのかは大きな命題です。このメルマガでは、同じ投資家の中でも特に自分が取り組んでいる資産運用の話や、読者からの質問にお答えして、投資のヒントになる情報を積極的に発信します。ブログやYouTubeとは違うやや突っ込んだ内容や、逆に軽めのお話を綴ります。

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