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一時1ドル129円突破。不況下の「20年ぶり円安」で生活困窮はさらに長期化する=児島康孝

ついに一時1ドル129円台に突入しました。日本の景気が良くて円安となっていれば良いのですが、日本は不況のままで、長年のデフレ不況・コロナ経済苦からまだ回復していません。多くの国民にとって、短・中期的にはインフレの負の側面ばかりが目立つことになるでしょう。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)

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ついに1ドル=129円台へ。不況下の円安進む

先日、1ドル=126円台となった円安をお伝えしたばかりですが、ついに、1ドル=129円台に突入しました。日本時間午前8時15分現在、1ドル=129円20銭付近となりました。

米ドル/円 15分足(SBI証券提供)

米ドル/円 15分足(SBI証券提供)

これが、日本の景気が良くて円安となっていれば良いのですが、日本は不況のままで、長年のデフレ不況・コロナ経済苦からまだ回復していません。

ですから、多くの国民にとって、短・中期的にはインフレの負の側面ばかりが目立つことになるでしょう。

長期的には「デフレ脱却」効果

もっとも、長期的に見れば、円安は通貨価値の低下ですから、デフレ脱却効果を及ぼします。

国民生活が向上することによってデフレ脱却をするのが最も良いわけですが、そうではなくても、円安による通貨価値の低下が、デフレという通貨価値が高すぎる現象を打ち消し始めます。

国民生活の向上によるインフレの始まりは、収入の改善を伴いますから、国民生活のダメージは一時的で小さめです。

しかし円安頼みの場合は、大企業が儲けるばかりという時期がかなり長めになりますから、日本の国民生活は厳しい時期が長引きます。

いずれは、円安による通貨価値の低下が、日本国内でも、通貨価値の低下の効果を及ぼします。そしてこの経路では、国民生活にはその恩恵が及びにくく、インフレ率の上昇初期のマイナス面ばかりが目立つ展開となりそうです。

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2022年4月配信分
  • フランス大統領選挙は24日。対ロシア政策の行方は・・(4/15)
  • 欧州委員長が首都キーウを訪問。勇気ある訪問に驚きも(4/8)
  • 「連続指値オペ」で明らかになった、FRBと日銀の違いとは(4/1)

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2022年3月配信分
  • 北朝鮮のミサイル進歩は、ロシアの技術か?ついにICBMも完成(3/25)
  • 戦闘機や戦車が狙われるという戦場に(3/19)
  • ウクライナの戦況で特徴的なパターンとは(3/18)
  • 厳しい戦争が示す、デフレ時代とインフレ時代の転換(3/11)
  • 経済制裁でユーロ敬遠、ウクライナは厳しい戦況(3/4)

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2022年2月配信分
  • すべては逆算だった。ロシア全面侵攻と、今後の見通し(2/25)
  • 速報・ロシア軍が、ウクライナで全面攻撃へ。ウクライナは、現在、現地時間午前3時半(2/24)
  • 速報・プーチン大統領が演説中。親露派の独立を承認の方向(2/22)
  • 速報・ウクライナのルガンスクで、パイプラインが爆発の模様(2/19)
  • ロシア、プーチン大統領立ち会いで弾道ミサイル発射訓練(2/18)
  • アメリカの消費者物価(1月)7.5%に!政策金利は2%〜3%にする必要がある(2/11)
  • 北欧諸国でコロナ規制撤廃が相次ぐ。しかし、日本とは社会のコンセンサスが違う(2/4)

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2022年1月配信分
  • (号外2)興和、「イベルメクチン」がオミクロン株などの抗ウイルス効果確認(1/31)
  • (号外)興和のイベルメクチン治験、抗ウイルス効果とロイター報道(1/31)
  • 27日の日経平均841円下落は、FRBの利上げの意味を読み違えている!(1/28)
  • 荒れる金融市場。いま起きていること、とは・・(1/21)
  • FRBは、年4回の利上げをできる?歴史を振り返れば、インフレ率は一時下がる(1/14)
  • 2022年初は、NYダウ上昇、ナスダック下落でスタート(1/7)

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2021年12月配信分
  • アメリカ48万人英国22万人フランス20万人/日の感染爆発(12/31)
  • ウイルスの「顔」が違う、オミクロン株。対処も再検討の必要あり(12/24)
  • 速報・デンマークの株価指数暴落が世界に波及。NYダウは、400ドル超安で寄り付き(12/20)
  • 実は、利上げを実施した英国が、金融緩和である理由(12/17)
  • 東欧諸国が危惧する、NATOとロシアの協議(12/10)
  • コロナワクチンがしっかり効いているのは、3ヶ月間。オミクロン株への対応はどうする?(12/3)

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2021年11月配信分
  • 南ア変異株は、強敵のようだ。英国・シンガポールなどは入国制限へ(11/26)
  • やはり、ドイツのコロナの状況は、何かおかしい。感染爆発か?(11/19)
  • ドイツに続き、オランダもコロナ感染者が増加(11/12)
  • 欧州でコロナ急増、日本も対岸の火事では済まない(11/5)

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2021年10月配信分
  • KADOKAWAにテンセントが約300億円を出資するという(10/29)
  • 銅価格の推移でみる!今後の景気をチェック(10/22)
  • 福徳岡ノ場の噴火が活発化。「熱源移動説」が気になる状況(10/15)
  • 米国の原子力潜水艦が、何かに衝突。けが人も出ているという(10/8)
  • 日経平均は681円下落、NYダウ先物も130ドル安で推移(10/1)

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2021年9月配信分
  • NYダウは、買い戻しで506ドル高、ドル円は110円26銭前後に(9/24)
  • (号外)不安定な相場、秋相場は、要警戒(9/21)
  • 豪が潜水艦発注をフランスからアメリカに変更。理由は原潜配備だった!(9/17)
  • 実感では、児童・生徒の感染が、かなり出ているようだ(9/10)
  • 冬のコロナ、いよいよ山場が迫ってきている(9/3)

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2021年8月配信分
  • 米メディアでも大きく報じられたカブール自爆テロ(8/27)
  • マーケットに、織り込み不足のアフガン情勢。市場はどう動くのか(8/20)
  • モデルナは、過大評価なのか?株価が大幅に調整(8/13)
  • (速報)東京の救急医療が、事実上、機能停止状態に(8/8)
  • 日本のコロナ対策「視界不良」で、コロナ蔓延国となるか(8/6)

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2021年7月配信分
  • 日本で進まぬワクチン接種。接種会場「緊急事態宣言」が必要(7/30)
  • 東京五輪が開幕。しかし、コロナ感染拡大で前途多難(7/23)
  • リニア中央新幹線の「中津川」側も、相当リスクが高い地形ではないか?(7/16)
  • やはり、東南アジアでコロナ感染が大幅増。日本はどうなる?(7/9)
  • NYダウなど史上最高値を更新。超長期サイクルの影響は大きい(7/2)

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2021年6月配信分
  • 東京オリンピックは7月23日に開会式。果たして、どうなる?(6/25)
  • ドル高には2種類ある!今回は景気上昇のドル高(6/18)
  • 石油産業への投資に変調は起きるのか?セブン&アイのあの買収は?(6/11)
  • 2021年の下半期の経済を占う、銅価格の推移は(6/4)

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2021年5月配信分
  • コロナは世界的に減少傾向となったが、マレーシアで増加(5/28)
  • ガザの武力衝突、エジプトの仲介でイスラエルとハマスが停戦(5/21)
  • イスラエル、ガザに地上部隊も。中東戦争のリスク浮上(5/14)
  • 第二次世界大戦以来の惨禍と認識した英国。コロナ危機を克服(5/7)

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2021年4月配信分
  • コロナと「関東大震災」の不気味な関係とは(4/30)
  • 子供にも感染する『N501Y』。学校をどうするかが焦点に(4/23)
  • 大阪コロナは、数字以上に医療崩壊が起きている(4/16)
  • 5000億円規模損失のクレディ・スイス。スイスの銀行の意外な側面とは(4/9)
  • アルケゴスは、どのようなポジションをとっていたのか、バイアコムCBSのケース(4/2)

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2021年3月配信分
  • (号外速報)アメリカで中国企業株などの取引をめぐり、巨額ポジション解消が発生の模様(3/29)
  • 国連安保理の北朝鮮制裁委員会で、緊急会合へ。ワームビア氏の両親も、闘い続けている(3/26)
  • 銅価格の上昇傾向は持続中。日米金利差拡大がテーマに(3/19)
  • ついに1ドル=109円台に突入。日米金利差がテーマに(3/12)
  • パウエル議長の講演が示すのは、長期金利の管理は、中央銀行の仕事ではないという、あたり前の話(3/5)

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2021年2月配信分
  • アメリカの長期金利の急上昇は、インフレ時代の幕開けを告げている(2/26)
  • これは異様だ、極東周辺に空母・原潜・イージス艦が集中配備されている(2/19)
  • EUとロシアの関係が、風雲急を告げている(2/12)
  • イベルメクチンに立ちはだかる「非主流派」の壁(2/5)

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2021年1月配信分
  • 新型コロナで期待される「イベルメクチン」のメルク(MSD)社とは(1/29)
  • 大統領1期目のNYダウ、米国景気の行方は・・(1/22)
  • 恐ろしいほど、スペイン風邪当時の日本と似た推移のドイツ。欧州は壊滅的事態に(1/15)
  • 株価暴騰はコンドラチェフサイクルのとおりだが、国民生活を見れば、とても喜べない状況(1/8)
  • (号外)為替市場について(1/6)
  • 2021コロナ大惨事の後、「グレートリセット」が起きる(1/1)

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2020年12月配信分
  • 新型コロナ流行は、本州でも、北海道と同様の恐れ(12/25)
  • 【速報】未確認情報/変異ウイルスは、現行PCRで検出できない可能性(12/21)
  • 【速報】英国の航空旅客便、ヨーロッパ各国が停止。これはちょっとおかしい。(12/21)
  • バルチック海運指数でみる、今後の金融市場の見通しは…(12/18)
  • 独フランクフルトへの金融機関の移転は、それなりにインパクト(12/11)
  • 銅価格のチャートでみる、今後の金融市場の行方は…(12/4)

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2020年11月配信分
  • 暴騰のビットコインが、突然急落。やはり感謝祭前には、一部利益確定が無難(11/27)
  • 【速報】サウジアラムコが、ミサイル攻撃受ける。炎上の模様。(11/23)
  • ウォルマートが西友から撤退の、重大な意味とは(11/20)
  • GoToイート終了予告に見る、マーケットへの対処法(11/13)
  • 円相場、株式市場の中期見通しを変更しました。(11/10)
  • 【速報】NBCやABCが、日本時間午前2時ごろにバイデン氏に大統領当確(11/8)
  • 特にコロナ禍では、郵便投票をやめるべき理由(11/6)
  • 【速報】開票スタート、トランプ大統領は薄氷の戦い(11/4)

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2020年10月配信分
  • 直前!アメリカ大統領選挙は、トランプ優位に変化している(10/30)
  • トランプ大統領支持52%不支持48%に。再選の可能性高まる(10/23)
  • 米大統領選、トランプ大統領が猛追。バイデン氏との差を縮める(10/16)
  • 討論ではなく、もはや「テレビ演説」のバイデン陣営。トランプ陣営は厳しい局面に(10/9)
  • 【速報】トランプ大統領とメラニア夫人がコロナ陽性に。市場にも衝撃走る(10/2)

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2020年9月配信分
  • 25日の数字も、トランプ支持52%不支持48%(9/27)
  • 最新の数字で見る、アメリカ大統領選の動きは、コレだ(9/25)
  • 1ドル=104円30銭に。コロナ大恐慌が日本を襲う、欧米は回避(9/18)
  • LVMHがティファニー買収断念で、訴訟合戦へ。ユーロ相場にも影響か(9/11)
  • アメリカ大統領選、トランプ不利も、戦略機能し始める(9/4)

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2020年8月配信分
  • 安倍首相、辞任表明へ。デフレ脱却の意欲は、本当のところどうだったのか?(8/28)
  • バノン容疑者の逮捕は、米郵政公社の監察部門だった!郵便投票でトランプ政権と対立(8/21)
  • モーリシャスの原油流出事故は、対応次第で国際世論を敵にまわす(8/14)
  • 来年の先行きは明るいが、壮絶なデフレ体制の破壊が起きる(8/7)

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image by:aslysun / Shutterstock.com

ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2022年4月20日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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日本に影響を与えてきた欧米勢の勢力図が変化し、国際情勢も激変の時期を迎えています。トランプ政権の前の欧米勢力は、日本の1990年のバブル崩壊以降、日本の衰退を狙ってきました。超長期の経済サイクルである、コンドラチェフ・サイクルが、戦後最悪の大底でもあったことから、日本経済はデフレに陥り、低迷したままであったのです。ところが、トランプ政権の誕生以降、欧米勢の勢力は変化し、日本の今後も、大きく変わろうとしています。このメルマガでは、有料読者に限定して、ちょっと書きにくい話にも踏み込んで、欧米勢の動きをお伝えします。

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