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大企業の「口減らし」加速。リストラを回避する10個の心理学テクニックと上司から好かれる4つの条件とは?=神岡真司

上司が手放したくない部下になるための「4つの条件」

まず、最初に知っておきたいのは、「上司から好かれる部下になるための条件」です。

少なくとも、上司から嫌われないための条件を構築しておくことが大事だからです。以下にその要諦をあげておきましょう。

<条件その1.上司との接触頻度を上げる>

「ザイアンスの法則」でおなじみの通り、「人は会えば会うほど親しみを感じ、好意をもちます」から、長い時間接触するより、たとえ短い時間であっても、日頃から上司との接触頻度を上げることが大事なのです。ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をよくすることが挙げられます。

ただし、すでに上司から嫌われて疎まれている部下が、これを頻繁に行っていると、余計に嫌われるということにもなりかねません。

その辺は十分わきまえながら、あくまでも好意的に接触することが肝になります。

<条件その2. 上司との関係性では、「共通項・類似性」を多くもつ>

好きな「プロ野球チーム」が同じ、趣味の「釣り」が同じ、「出身大学」が共通、「出身地」が近い…などなど、なんでもよいのです。

上司との「共通項・類似性」を多く持ち、そうした話題を日頃から交わしておくことです。人は自分と共通するもの、似ているものがある人に親近感をもち、安心し、仲間意識をもつものだからです。

<条件その3. 上司と部下で「相補性の関係」をつくる>

相補性とは、互いに「補い合う関係」のことです。

たとえば、パソコン操作に弱い上司に対して、パソコン操作の得意な部下であるとか、若者情報に疎い上司に、最新の若者情報を教えてくれる部下といった関係性が望ましいわけです。

「補い合う」といっても、上司が部下を補うのではなく、部下が上司を補ってあげる関係が望ましいのはいうまでもありません。

<条件その4. 上司と部下の間で、共通の「秘密」を有している>

会社における仕事上の「秘密」や、プライベート上の「秘密」などを上司との間で共有する関係です。いわば「共犯関係」のような関係性をもっていると、互いを牽制し合うとともに、結束できるからなのです。

以上の4つが、上司との関係を良好に保ち、上司から好かれる部下になる条件といってよいでしょう。こうした関係性がある部下ならば、上司もリストラ候補に入れにくくなるわけです。

あなたは、上司との間でこのような関係性を構築できているでしょうか。できていないならば、まずは、こうした上司から好かれる部下になるよう努力しておきましょう。

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