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ナスダックの急落に備えるならこれで決まり。ダウの高配当利回り10銘柄に投資する「ダウの犬」=Team xoxo

21年に米国株投資が人気化し、22年も日本人が大量の押し目買いを入れた。しかし、現在のナスダックの下げは厳しい。このような時流では「ダウの犬」という守りの投資がオススメだ。投資分散に有効な「ダウの犬」投資方法を詳細に解説する。(『元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報』)

※本記事は有料メルマガ『元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報』2022年6月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:Team xoxo
元外資系金融機関出身3人で結成した『あなたに寄り添う』をテーマに金融リテラシー向上で人生を楽しむお手伝いを目標にするチームです。

かえるさん:証券歴27年だがTeam xoxo代表兼癒し担当。サラリーマン生活のそのほとんどが欧米外資系証券だが実は大手日系証券会社出身。地方個人営業から外資系証券でのマネジメント業務までありとあらゆる証券業務を日本とロンドンで経験。趣味は食とクルマ。

ロン:証券業界歴37年でTeam xoxoの精神的支柱兼ご意見番。セールストレーダーとして外資系証券の第一線で活躍。スモールキャップアナリストがキャリアスタート。それゆえに銘柄発掘と企業分析が得意。趣味はスキー、ランニング、登山とベイスターズ。

JB:業界歴20年以上でTeam xoxo唯一のバイサイド出身。日系・外資系資産運用会社におけるグローバル株式ファンドマネジャー経験。現在は軸足の半分を海外に置き、個人投資家や中小企業支援。保守的取引と積極取引のバランス感覚に定評。

株式市場には必ずサイクルがある

21年はナスダックへの長期投資が人気化した。22年もナスダックの押し目を日本人が大量に押し目買いを入れ、米国株投信への資金流入は高水準を続けている。

しかし、ナスダックの足元の下げは厳しい状況になってきた。21年11月22日高値の16、212ポイントから、6月16日の10、565ポイントまで34.8%下げた。

今回は米国株の有効な投資手法の一つでナスダック投資に対して分散効果がある「ダウの犬」を紹介しよう。

米国株の22年までのここ数年の上昇はすごかった。特に、GAFAMが牽引したナスダック総合指数の上昇は圧巻。19年の年間パフォーマンスが35.2%高、20年43.6%高、21年21.4%高だった。(図1)ナスダックのパフォーマンスが倍近くなる「レバナス」が人気化したのも当然だ。日本からは大量の資金が米国株投信を通じてで米国に流れ込んだ。

ナスダック総合指数 月足(図1)

出典:TradingViewのナスダック総合指数チャート月足

出典:TradingViewのナスダック総合指数チャート月足

ただ、株式市場には必ずサイクルがある。

たとえば、平成バブル。日本株は個人投資家も外国人投資家も日本株さえ持っていれば最強というムードが蔓延していた。日経平均は、86年42.6%高、87年15.3%高、88年39.9%高、89年29.0%高。ここ数年のナスダックと比較しても負けないほどの素晴らしいパフォーマンスだった。(図2)

日経平均 月足(図2)

出典:TradingViewの日経平均チャート月足

出典:TradingViewの日経平均チャート月足

たとえば、中国株。リーマンショック前の世界景気拡大期には中国が世界の工場として急拡大。上海総合指数は06年130%高、07年96.7%高と2年連続で倍になった。日本では中国株投信が売れまくった。

14年~15年も資源価格高騰を背景に14年52.9%高、15年9.4%高と買われた。15年は上げ率が低く見えるが、15年6月高値ならば60.1%上げていた。日本では中国株の投信が売れまくった。その後半年で上げ幅を吹っ飛ばした。(図3)

このように、人気市場常にサイクルで回る。上げた市場ほど下げも早く調整は大きくなることが多い。これは週刊XOXO第3号でも「投信7年サイクルからすればナスレバ急落はいつか来た道」として触れているので参照してほしい。

上海総合指数 月足(図3)

出典:TradingViewの上海総合指数チャート月足

出典:TradingViewの上海総合指数チャート月足

バブル崩壊後は市場は直ぐに戻るとは限らない

平成バブル期に最強だと思った日本株だが、日経平均はいまだに89年の過去最高値を抜けない。

上海株も08年高値はいまだに抜けない。当然14年高値からもかなり低い水準にある。

ナスダックはここ数年で強烈に上げたが今大きな調整中。ちなみに、ITバブル崩壊後はITバブル高値を抜くのに14年かかっている。(図1)

過去数年ナスダック総合指数が世界の株価上昇を牽引したのは、あくまでも結果論であり、未来永劫ナスダックがこれだけのパフォーマンスを上げるのか?将来のことはわからない。だからこそ投資には長期投資と分散投資が大切なのだ。

Next: ダウの高配当利回り10銘柄投資するだけの「ダウの犬」で世界分散投資ができる

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