fbpx

持ち家か賃貸か?シニアライフに不可欠なお金の基本【第2回~住まいの基本~】=牧野寿和

3-2.賃貸住宅に住む場合

老後も賃貸住宅に住む場合は、生涯、家賃を支払う資金の確保が必要です。

現在の賃貸住宅市場の動向では、家賃が大幅に高くなることは考えられません。

しかし、立地のいい場所では、将来、値が上がるかもしれません。そうなったら、ほかのところに引越す。といったような対策を考えておくことも必要です。

また、築古の住宅に住んでいれば、将来、取壊したり建替えたりする可能性もあります。

急にこのような話が賃貸住宅の所有者から来ることがないように、所有者に今後の動向について聞くことが大切です。

3-2-1. 年老いてから賃貸は借りられない

賃貸住宅では、年配者の入居を嫌がる傾向があります。

その原因は、家賃の不払いや万が一の時の身元引受けなど、賃貸住宅所有者にとっては、厄介な問題を背負う可能性がある、といわれているからです。

老後の生活に入ってから賃貸住宅を新規に借りるのであれば、賃貸住宅所有者の心配を払しょくするように、

・生涯の家賃の支払いが可能な証明
・確かな保証人、言い換えれば身元引受人

少なくてもこの2点を示すことが必要でしょう。

また、生涯賃貸住宅に住むのであれば、これからの生涯、解体や建て替える可能性は少ないであろう築浅の住宅に入居することも、ひとつの対策です。

Next: 家計からの支出額を予算化しておくことが大切

1 2 3

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー