これだけ騙されても今もまだ分かっていない日本人
中国企業は日本に技術やノウハウを教えてもらったら、さっさと日本を追い出して、日本から得た技術で世界に打って出ていき、政府の補助金を得ながらダンピングでシェアを取って日本企業を駆逐した。
「恩義を感じて日本と共に歩む」など、彼らの頭にはなかった。日本を利用するだけ利用したら、後はポイ捨てだったのだ。
中国が策略の国家であるということが見抜けないというのが日本人の「お人好し」気質である。
政治家から経営者から個人まで、日本人は「お人好し」で出来ている。問題なのは、「これだけ騙されても今もまだ分かっていない」ということだ。それは、中国人を研究所に入れて働かせては情報を盗まれている現実を見ても分かる。
中国にしてみれば「騙される方が馬鹿だ」ということ
日本が友好と友愛を期待してせっせと技術供与している間、中国はせっせとそれを盗んで自分たちのモノにしていた。
政府からして知的財産の窃盗を率先して進めているような国だから、日本企業から教わるだけ教わって、最後は盗んだ技術で日本を叩きつぶそうという発想になるのは当然のことだ。日本企業などカモがネギをしょっているのも同然だったのだ。
日中友好とか信じた日本企業からしてみれば、技術だけを盗られて後ろから撃たれたようなものだが、中国にしてみれば「騙される方が馬鹿だ」という話になる。
中国は策略を駆使する気質がある。彼らの古典である『孫子』などは、相手をいかにうまく騙すかという策略の書だし、現代の中国はこれを現代的に発展させた『超限戦』を展開している。
策略というのは日本人にとっては学問みたいな扱いになっている。しかし、中国にとっては策略こそ生活の一部である。国から個人までがこれを研究し、普通に使う。策略とは「いかに相手を騙すか」という方法論なのである。
もっと分かりやすく言えば、相手をハメるための行動指針である。そういったものが広く読まれて支持されている国民に技術供与して騙されないと思うのだから、いかに日本人がお人好しであったかというのが分かる。
日本企業は、策略が渦巻く大地に乗り込んでいったのだから、カモにされるのは当たり前だった。「騙され、盗まれ、たかられる可能性がある」ということに早く気づくべきだったのだ。
これこそ、義務教育で学ぶべき大切な事柄である。LGBTなどを教えるとか言っていないで、こういう重要な事柄を基礎教育・一般常識として、すべての日本人にしっかり叩き込むべきだ。
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