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ジョジョの奇妙な黒田バズーカ~イカサマは2018年にバレるんだぜ…=東条雅彦

市場全体に出回る国債量はどのように増えていくのか?

政府はバブル崩壊以降、ずっと市場に国債を供給し続けています。過去、5年の実績では次の通りです。

<市場全体 国債量の推移>

年月 兆円 増減(前年との比較)
201004 727 49
201104 755 28
201204 783 28
201304 828 +45 ★アベノミクス開始
201404 882 54
201504 911 29

過去6年間の平均値では約40兆円です。

今後、政府の方も国債残高を毎年40兆円のペースで積み上げていく可能性が高いという前提で、未来を予想します。

<市場全体 国債量の推移【予想】>

年月 兆円
201504 911
201604 951
201704 991
201804 1031
201904 1071
202004 1111
202104 1151
202204 1191
202304 1231
202404 1271
202504 1311
202604 1351
202704 1391
202804 1431
202904 1471
203004 1511
203104 1551 ★
203204 1591
203304 1631
203404 1671
203504 1711
203604 1751

20年後の2036年に市場全体の国債量は1751兆円になってしまいます。

先程も確認したように、日銀の方は異次元緩和が今のペースで継続すれば、2031年4月(★印の箇所)には1568兆円に達してしまいます。

なんと、日銀の国債保有量が市場全体の国債量を超えてしまいます。

<日銀の国債保有量/市場全体の国債量>

2031年4月:1568/1551 = 101%

ということは、2030年4月から2031年4月の間で、日銀が市場に出回る国債を全て買い取ることになります。

今から15年後の話です。

この状態まで行き着けば、「国債の貨幣化」が完全に実現します。

財政ファイナンスはやり過ぎると、国債が「貨幣」(お金)と同じ意味を持つようになるということです。

とは言うものの、実際には日銀が国債の100%を握ることはないでしょう。

  1. 政府……売り手
  2. 金融機関……買い手
  3. 日銀……買い手

買い手は金融機関と日銀の2者です。

民間の金融機関(銀行・生保等)が国債をまったく持たなくなるのは想像しにくい事態です。財政ファイナンスはどこかで「イカサマ」がバレる可能性が高いのです。

Next: 市場関係者も懸念。注目が高まる「日銀の国債保有比率」

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