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NY株式:NYダウは422ドル安、CPI悪化で利下げ期待大幅後退

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米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安の38,461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安の16,170.36で取引を終了した。

3月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大し終了。セクター別では、エネルギーは小幅上昇した一方、不動産が大きく下落した。

石油・天然ガス生産会社のエクソンモービル(XOM)や再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は原油高に連れ、収益増期待に買われた。地中海レストラン、CAVA(CAVA)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)は値ごろ感からの買いに上昇した。ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はエヌビディア(NVDA)に対する依存度を減らすべく、自社製人工知能(AI)チップ、「MTIA」の最新版を発表し、上昇。オンラインゲームの設計や開発を手掛けるロブロックス(RBLX)は広告付き新サービスが収益増につながるとの期待に、上昇した。

住宅建設会社のレナー(LEN)やDRホートン(DHI)は金利先安観の後退で売上減を警戒し、それぞれ下落。靴メーカーのデッカーズ・アウトドア(DECK)はアナリストが同社の人気スニーカーブランド、「HOKA」の売り上げ減速予想に基づき同社投資判断を引き下げ下落した。

連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、ほとんどのメンバーが年内に利下げを始めると見ていることが改めて示された。

(Horiko Capital Management LLC)

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