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社長が中国人女性と不倫…ウエルシアに“新潮砲”が炸裂。私生活の問題でも即クビになる上場企業の厳しさに「いなば食品の一族はピンピンしてるのに」との声も

ドラッグストア国内最大手のウエルシアホールディングスの松本忠久社長が、私生活で不適切行為が理由で、17日付で辞任したと報じられたことが、大きな波紋を呼んでいる。

ウエルシアHDは「私生活において不適正な行為があり当社の信用を傷つけるものと判断した」と、松本氏に不貞行為があったと公表。松本氏はウエルシアの親会社であるイオンでも執行役を務めるが、イオンも取締役会で松本氏の解任を決議したという。

社宅を“ヤリ部屋”代わりに使用か?

企業トップの任期途中での辞任といえば、おおよそ経営の不振であるとか何らかの会社ぐるみの不祥事の責任を取って……などといった理由が定番なものとして思い浮かぶのだが、最近ではいわゆる“女性絡み”の問題が原因の辞任劇を、かなり多く耳にするところ。

例えば22年には、石油元売り最大手「ENEOSホールディングス」の当時会長だった人物が、飲食店の女性従業員に対してセクハラ行為を働き、抵抗した女性にケガを負わせるという不祥事があり、週刊誌がそのことを報じる直前に辞任するといった出来事が。

さらに23年8月には、レンズメーカー「タムロン」の社長が、出張に女性同伴したり、経費を私的に流用するなどの不正行為を行っていたことが、内部通報によってバレてしまい、自ら社長を辞任。

また同年11月には、リコーの国内販売子会社である「リコージャパン」の社長が、知人女性に中絶を求めるなどの不適切発言をしていたことが発覚し、親会社であるリコーの執行役員ともども辞任したという話もあった。

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そんななか、今回の件は社長の私生活における不貞行為、いわゆる不倫行為が問題視されたわけだが、具体的には取引先企業に勤める中国人女性との不適切な関係だったということ。

今回の件をすっぱ抜く格好となった週刊新潮には、現在66歳の松本社長が30歳ほど年下の若い女性と、都内湾岸部のゴルフ場や房総のイチゴ農園でいちゃいちゃデートを楽しんでいる様子が、事細かく伝えられているのだが、そのなかには自宅が会社から遠方にある松本社長のために、ウエルシアが用意していた都内物件で、2人が一夜を過ごしていたとの記載が。要は社宅を“ヤリ部屋”代わりに使っていたというのだ。

いっぽうで先述の通り、不倫相手の若い中国人女性は取引先企業に勤める人物だったということで、SNS上では「便宜供与があったのでは……」と訝しむ声も。実際のところはどうだったのは今のところ不明だが、これらの点が「信用を傷つけるもの」として、不倫行為そのもの以上に問題視されたようである。

ツルハHDとの“巨大連合”にも影響が?

とはいえ、いくら今のご時世がコンプラ最重視の風潮であるとはいえ、経営とは直接関係のない問題で、こうもあっさりとクビになるというのは如何なものか……といった意見も、少なからずあがっており、なかには「島耕作とか100回ぐらい辞めんとあかんやん」との声も。

また逆の見方というべきか、仮に今回の件が非上場企業での出来事であれば、不倫沙汰で社長の座を追われることもなかったかもしれなかったということで、「上場企業は大変」「上場なんてするもんじゃない」といった声も。最近では、非上場企業であるいなば食品における“同族企業のやり放題ぶり”が大いにクローズアップされただけに、そういった意見も飛び出す格好となったようだ。

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近年では売上高が1兆円を突破し、ドラッグストア業界のトップを走るウエルシアHDだが、今年の2月末には業界2位のツルハドラッグを擁するツルハHDと2027年12月末までをめどに経営統合すると発表。売上高2兆円超の巨大連合が誕生かと話題になったのだが、今回の“不倫辞任”騒動は下手をすると、それにも悪い影響を与えかねないという大ごととなっている状況のようだ。

Next: 「不倫ってコンプライアンスどうこうで防げるもんなん?」

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