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英国民投票にらみドル円下値メドは101円ミドル~各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ユーロ/円(EUR/JPY)下げ止まるのか

先週のレポートでは、ACラインに注目した。ACラインが下値支持線になることが出来れば、下げ止まりから底堅い動きになっていくことが考えられたからだ。しかし、実際にはACラインを割り込み、右下に新しいペンタゴンが描き足された。次の注目日は6月24日前後である。

A点水準:約115円
B点水準:約123円

今週のポイントはどこで下げ止まるのかということである。

あくまでも個人的見解

BCラインに注目したい。先週末にかけてBCラインに到達すると同時に陽線が出現している。よって、BCラインが下値支持線として下げ止まることが出来るのか否か、ということである。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。EU離脱の場合の下値のメドは終値として111円50銭前後を考えたい。反発上昇エネルギーの強い相場になるには赤丸水準の121円50銭を終値で超えることである。更に本格的上昇相場に移行するには128円を終値で超えることが必要となる。

現在のシナリオ

軟調な展開が続く可能性がある。下値支持線ACラインを割り込み、右下に新しいペンタゴンが描き足された。また、B点が位置する時間帯を通過した後も下落が続いているからである。

第2シナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性もある。下値支持線BCラインが控えている。しかも、下ヒゲの長いローソク足を示現した後、BCラインを維持しているからである。

なお、MACDは売りシグナルが鮮明になっている。スローストキャスティックスの数値は売られ過ぎ状態で下げ止まりから横這いになってきた。

豪ドル/円(AUD/JPY)上値を押さえられる

先週のレポートでは、ADラインに注目したい。ADラインが上値抵抗線となるのか、それとも超えることで下げ止まっていくのかがポイントになったからだ。実際には、ADラインを超えることがなく、すなわちADラインが上値抵抗線となり、安値を更新してきた。次の注目日は6月28日前後である。

A点水準:約84円50銭
B点水準:約76円50銭

今週のポイントは軟調な展開が続き、安値更新が続くのかということである。

あくまでも個人的見解

引き続きADラインに注目したい。ADラインが上値抵抗線となり上値を押さえる限り軟調な展開が続くことになるからだ。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値のメドは73円前後を考えたい。反発上昇エネルギーの強い相場への転換のポイントは赤丸水準の82円を終値で超えることである。

現在のシナリオ

軟調な展開が続く可能性がある。上値抵抗線ADラインが効いている。また、79円前後にある下値の節目を割り込んできたからである。

第2シナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性も残っている。下値支持線BDラインの上方を推移している。しかも、先週末にかけて下ヒゲの長いローソク足を示現し、BDラインを維持している。そして、下値支持線CDラインも控えているからである。

なお、MACDは売りシグナル点灯し、下落トレンドを示している。スローストキャスティックスの数値は下落が続き、売られ過ぎ状態が接近してきた。

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