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ロシアが本気で警戒『ポケモンGO』アメリカ陰謀説の意外な真実味=高島康司

サーバ側で収集可能となる多種多様なデータ

このように、『ポケモンGO』は普通のゲームではない。では『ポケモンGO』にはどのような危険性があるのだろうか?

『ポケモンGO』はスマホに内蔵したGPSとカメラの機能を使いながら、キャラクターを収集するゲームである。ゲームをプレーしているときは、周囲の風景がカメラで写り、GPSで現在位置が示される。これらのデータがすべて『ポケモンGO』のサーバにアップロードされているはずだ。

したがって、もっとも分かりやすい危険性のひとつは、自分がいる周囲の風景や自身の画像、または周囲の人物の画像が、GPSの位置情報とともに、すべて外部からアクセス可能になってしまうということだ。これは『ポケモンGO』を管理している会社であれば簡単に行うことができる。

『ポケモンGO』のキャラクターを、データを収集したい建物や地域に配置すると、不特定多数の人々がここに殺到するので、ターゲットの画像を怪しまれずに撮影できてしまう。これはサーバにアップロードされるので、後でアクセスすればよい。要するに、ゲームのプレーヤーひとりひとりが意図せずスパイの役割を果たすことができるということだ。

グーグルアカウントとリンクする危うさ

しかし、おそらく『ポケモンGO』の危険性はこんなものではないはずだ。もっと積極的な機能があってもよい。『ポケモンGO』を使うにはアカウントを登録しなければならないが、グーグルのアカウントが使えるので、これでプレーしている人々が圧倒的に多いはずだ。新規の登録が必要ないので簡単でよい。ただ、グーグルのアカウントのセキュリティーは非常に緩く、個人情報はすべて読み取り可能になってしまう。

そして、もし『ポケモンGO』のプレーヤーのカメラが撮った画像データやGPSの位置情報がゲームのサーバにアップロードされ、外部からアクセス可能になっているのであれば、グーグルから漏れたアカウントとの対応関係は容易に得ることができる。

すると、個々のプレーヤーのプロフィールと、画像や位置情報がリンクされるということだ。つまり、どのような人物がどこにいて、なにを撮影したのかが分かってしまう。筒抜けの状態だ。隠れることは不可能である。

しかし、危険性はこれだけではない。スマホに蓄積されているメタデータとリンクすると、もっと恐るべきことが分かってしまう。

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