筆頭株主の野村HDは、どのような条件を突きつけるのか?
そうなると焦点となるのが、筆頭株主の野村HDの対応になりそうです。今後の不動産市況がどのようになるのかは不透明ですが、業績が好調な野村不動産HDを簡単に手放すとは思えません。そのため、日本郵政は高値をつかまされてしまったり、限定的な提携にとどまってしまうといった可能性があります。
そして最大の懸念は、どれだけの相乗効果が見込めるのかという点にあります。郵便局や病院、かんぽの宿などの不動産を所有してはいますが、野村不動産HDのノウハウを生かしてどのような未来を描いているのかが伝わってきません。また、JPタワーのような規模の開発ができる余地は限定的でしょう。
「とりあえず買収」では誰も納得できないのではないでしょうか。
『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』(2017年5月18日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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