記事提供:『三橋貴明の「新」経世済民新聞』2017年7月17日号より
※本記事のタイトル・リード・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部によるものです
シンジが初号機に乗り込むよりも、日本の問題解決はずっと簡単だ
(解決できる問題から)逃げちゃダメだ
新世紀エヴァンゲリオン(TV版)の19話「男の戦い」でのワンシーンです。
最強の使徒「第14使徒ゼルエル」にレイやアスカが一方的にやられた状況。逃亡中のシンジが、加持に
「俺はここで水をまくことしかできない。
だが君には、君にしかできない、
君ならできることがあるはずだ。
誰も君に強要はしない、自分で考え、自分で決めろ。
自分が今、何をすべきなのか。まぁ、後悔の無いようにな」
とお説教されてネルフに戻り、初号機に乗り込みます。
問題は常にあるのです。真の意味で「問題」なのは、問題を解決する能力があるにも関わらず、真逆の方向に全速力で駆け出すことなのでございます。
「男の戦い」でいえば、加持に「君にしかできない、君ならできることがあるはずだ」と言われたシンジが、全速力でゼルエルから逃亡するという話でございますね。
日本が抱える多くの問題
日本は、確かに数多くの問題を抱えています。具体的に列挙すると、
- デフレによる国民の貧困化
- 財政の悪化
- ルサンチマンの蔓延と社会の不安定化
- 公共インフラの劣化
- 防衛力の弱体化と、東アジアの軍事バランスの崩壊
- 科学技術小国化
- 教育の荒廃
- 文化的衰退
- 東京一極集中の進行(防災安全保障の弱体化)
- 少子化の進行と人口の減少
- 医療サービス、介護サービスの供給能力の縮小
- セーフティネットの崩壊
- 将来的な発展途上国化、もしくは中国の属国化
などになります。
ゼルエルの襲来どころではありません。まさに、日本国家存亡の危機と言っても過言ではないでしょう。
ですが、上記の問題を「すべて」解決する方法は、普通にあるのです。
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