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先週は浜田内閣官房参与で急落した為替相場、今週はどうなる?

先週は浜田内閣官房参与の注目発言により米ドル/円が急落しました。はたして今週の相場はどう動くのでしょうか?投資アドバイザーの長谷川雅一さんが今週の展望について自身のメルマガ「長谷川雅一のハッピーライフマガジン」で展望について言及しています。
 
長谷川雅一のハッピーライフマガジン2015/04/18号より一部抜粋

4月13日~17日の為替(米ドル/円)相場は下落しました。

4月13日に、浜田内閣官房参与(よくテレビに出てくる、おじいさんで、安倍総理のブレーン)が、米国メディアのインタビューに対して、「米ドル/円は、購買力平均から見て105円が妥当である」 と、円安牽制(=ドル高牽制)発言をしたために、米ドル/円は急落し、その後も安値圏をさまよう動きになりました。

さらに、今週出てきた、米国の様々な経済指標が軒並み予想値を下回り、経済指標が出るたびに売りが優勢になって、下落する動きが続きました。

加えて、週の後半からは「ギリシアのデフォルト懸念」が再燃。
とどめは金曜日に出た「中国の空売り規制緩和」で、中国株の下落がありえるとの観測からNYダウが大幅下落。こうした流れを受けて、週末の米ドル/円は、119円を割り込んで引けています。

「利上げ」の「延期観測」は、先週から出ていましたが、先週はそれほど過敏に反応せず、米ドル/円は強さを保っていました。
しかし今週は、「浜田発言」を発端に、リスクオフの弱気ムードが広がりました。

米国企業の決算発表が相次ぐ中、実際にドル高で業績を悪化させた企業もあり、「ドル高懸念」に注目が集まったことも、米ドル/円が積極的に買われなかった一因となりました。

4月20日~24日の米ドル/円ですが、戻りを試す動きになるのでは、と予想しています。

先週号で、「米ドル/円のチャートが、ほぼ調整局面を終えた」と書きましたが、「浜田発言」による急落でチャートが壊れてしまい、再び調整局面に入っています。

また、ECB(EU)が早くも「金融緩和の出口」について語り始めるなど、積極的なドル買いに疑問符がつく状況もあり、市場のムードが「ドル買い見送り」に傾いています。

ギリシアのデフォルト懸念や、中国の信用取引規制緩和による、中国株下落懸念も、引き続き相場の重しとなりそうです。

こうした中、4月28日~29日に開催される米FOMCが近づいており、「ドル買い」に対する慎重ムードが広がりやすく、上値の重い状況が続く可能性があります。

このあと悪材料が出れば、いったん117円台まで売られる可能性もありそうな状況です。

ただ、米国は引き続き、「金融緩和を終えて、金利を上げる」という方向で動いています。その基本姿勢に、今のところ変わりはありません。

一方、日本は、景気の回復が思わしくなく、追加の金融緩和があるのではという思惑も出ている状況。

EUも、ECBのドラギ総裁が強気で「金融緩和の出口」に言及するほどですが、現実、ギリシアなどの「お荷物」も抱えるEUの景気が、そんなに簡単に回復するとは思えません。

中国も景気減速の中「金利の引き下げ」を検討している状況です。
結局、米国「一人勝ち」の状況に変わりはない、と考えます。

となれば、やはり、多少の上下変動はありつつも、米ドル/円が買われる状況にも変わりがないと見るべきでしょう。

以上の理由から、本誌は引き続き、このあとFRBの金融政策に大幅な変更(たとえば利上げの無期延期や中止など)がない限り、米ドル/円はゆるやかに上昇し、とりあえず125円を目指すだろうと予想しています。 ただし、調整やもみあいが長引き、125円までの上昇には時間がかかるかもしれません。

このあとの大きなイベントは、前述の、4月28日~29日に開催される米FOMCです。
4月のあと、FOMCは6月16日~17日までありません。
そのため、4月のFOMCは、かなり強い(具体的には上下2円程度の)インパクトを市場に与える可能性がありますので、注意が必要です。

 

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