バーナンキ、ドラギ、ラガルドらの警告
まず、元FRB議長のベン・バーナンキは、「いずれ政府はビットコインを止めるだろう」と発言。にもかかわらず、仮想通貨XRPを提供するRipple主催のカファレンス「SWELL」に特別ゲストとして出席しているのです。
そう、彼は、仮想通貨投資家の間では、「イルミナティーの仮想通貨」と言われているRippleの支援者なのにです。
欧州中央銀行のドラギ総裁は、「規制が必要なほど成熟していないが、その潜在的な危険性には注意を払うべきだ」と発言。将来の規制を仄めかしています。
IMF専務理事のクリスティーヌ・ラガルドは、「仮想通貨は金融市場やフィンテック業界における大規模な混乱の火種となる」と発言。世界最大の中央銀行や国際機関が、こぞって将来の規制を否定していません。
大富豪ハワード・マークスの見解
いっぽう、投資家のほうはというと、株式投資で成功した大富豪のハワード・マークス(Howard Marks)は、暗号通貨投資を、1637年のチューリップ・バブルのときになぞらえて、「バブルは必ずはじける」と警告しています。
しかし、マークスは「いまでも、ビットコインの価値が理解できない」と言います。これは、暗号通貨市場のボラティリティが持続不可能であると考えている多くのアナリストが共有している感情です。
(※メルマガ第219号パート2「FRBの利上げが仮想通貨への資金流入を加速させる(その2) 」にて詳述)
オマハの賢人ウォーレン・バフェットの場合
また、世界でもっとも成功した伝説の投資家として知られるウォーレン・バフェットは、「ビットコインの値動きは、(株式投資と比べても)荒々しい動きをする」と注意を呼び掛け、「ビットコインはバブル状態である」と警告しています。
一方、起業家や銀行家たちは、ビットコインは「ノアの箱舟になるかもしれない」と言っています。